甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

俳句と漢字のよみ 自然23

2018年09月07日 22時04分56秒 | 自然とことば
★ 俳句のお時間……動物・昆虫のよみをお願いします! 

1 大栄螺(おお       )殻に染めたる茜潮(あかねしお)    長谷川かな女
 ……大きな巻貝の中に海のうなりが聞こえてきた、みたいな句でしょうか。

2 雲雀(      )より上にやすらふ峠かな              松尾芭蕉
 ……高いところを飛ぶトリよりも、もっと高い峠にいるよ、と芭蕉さんは詠んでいます。

3 蛍烏賊(ほたる       )永劫(えいごう)に潮とどまらず      中村炬子
 ……すぐにどこかへ行ってしまうというのを言いたいんだろうか。

4 泥鰌汁(       じる)たれも食はず残りけり           村上鬼城
 ……これはわかります。汁の中の煮た魚って、やたらサカナ感があるんですよ。

5 機関車の胴体(どうたい)濡れて時鳥(ほ      )          加藤楸邨
 ……そんな雨の日でも、この鳥はやたらめったら「テッペンカケタカ」なんでしょう。

6 蝙蝠(       )に口ぎたなきがやまひかな          久保田万太郎
 ……この生き物に対してやたら文句ばかり言う人がいて、そこまで言わなくてもと思った?

7 蝸牛(       )いつか哀歓(あいかん)を子はかくす        加藤楸邨
 ……あんなにモサモサ動いている生き物でも、やがてはどこかへ行く。子どもも知らないようでいろんな気持ちを親に見せないようになっていく、そういうことなんでしょうね。

8 青蜥蝪(     )唾(つば)をごくりとわれ愛す            山口誓子
 ……つばをごくりとというのがよく観察しているなあと感心してしまう点です。

9 命かけて守宮(          )殺せし宿婦かな          原 石鼎
 ……どうして命を懸けたのか、この生き物がどうして殺されなければならなかったのか、それがドラマなのかなあ。

10 影かかへ蜘蛛(       )とどまれり夜の畳           松本たかし
 ……お上手ですね。座布団一枚のこの虫の描写。おみごとです。

11 朝すでに砂にのたうつ蚯蚓(        )またぐ         西東三鬼
 ……どうして俳人さんは、こんな変てこなことをするんでしょう。

12 風の日は風吹きすさぶ秋刀魚(        )の値         石田波郷
 ……これは当たり前すぎておもしろくないなあ。今なら電気が止まって困っているでしょう。

13 海月(        )群れ七夕(たなばた)の潮なほ暮れず     水原秋桜子
 ……もう考えただけで恐ろしい光景です。ゾッとします。刺されたこと、ほとんどないんだけど、でも、やはり怖いです。

14 百舌鳥(       )遠く鳴き黒板に芭蕉の句           中島斌雄
 ……秋なんですね。この鳥はなんて鳴くんだろう。ネットでは、キチキチキイキイと鳴くとありました。




 トリがやって来てくれる庭、ある程度手入れをしないときてくれないですね。やまり頻繁に来たら、トカゲちゃんたちは食べられちゃうしなあ。痛しかゆしです。アリとか、ダンゴムシだったら、食べてくれたらいいんだけど……。



答え  1・さざえ      2・ひばり     3・ほたるいか   
    4・どしょうじる   5・ほととぎす   6・こうもり   
    7・かたつむり    8・とかげ     9・やもり    
    10・くも       11・みみず     12・さんま
    13・くらげ      14・もず      




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