◆ 虫のことば ……空欄に適当な言葉を入れ、虫に関する言葉を完成しなさい。
1【一( )の虫にも五分の魂】……どんなに小さいもの、弱いものにもそれに応じた意地があるから、小さくてもばかにできない。
→約三㌢ほどの長さを昔の単位にすると? そしてその体の半分を魂が占める虫。そんなのいろんだろうか。人間の勝手な解釈で、根性虫みたいなのがいるような感じですね。何でも教訓にしたがるのはよくないですね。シンプルに命に感動していたいです。
2【( )の虫】……人間の体内にいて興奮したり、腹を立てたりする原因になると考えられていた虫。日本の赤ちゃんはたいてい飼っていました。漢字は「癇」と書きます。読みは何ですか?
→近ごろはウェンウェン泣くのは、赤ちゃんの意思表示とされています。昔みたいに虫と共存協栄するのがいいのか、それとも、虫のいない人工的な空間がいいのか。
できればクリーンなのがよいけれど、それは自然じゃなくて、「不自然」な状態でもあるので、虫が大量発生しかねないのです。適度な自然がいいですね。
3【獅子( )中の虫】……味方でありながら、味方のためにならない者。または、恩をあだで返す人。
→ライオンのどこにいる虫? 寄生虫はどこにいる? 漢字一文字で考えてください。
4【( )の虫を殺して大の虫を助ける】……一部を犠牲にすることによって全体を生かすことのたとえ。
→「大は○を兼ねる」という言葉もあります。大多数の意見が、愚かであれ、ムチャクチャであれ、うねうねしていって少数派はその勢いに踏みつぶされる、そういう世の中です。その基本の理念がこれですね。そう考えると、なんだかイヤなことばに見えてきます。
5【( )食う虫も好き好き】……辛い○○の葉を好んで食べる虫もあるように、人の好みもさまざまである。漢字で書くと「蓼」のよみは?
→私は、何度かこの植物を見るチャンスがあって、「ああ、これがあの有名な蓼なのか」と思ったこともあります。でも、今は思い出せません。意外と印象が薄いですね。
6【飛んで火に入る( )の虫】……自分から進んで危険な物事にかかわりをもつこと。
→こちらは愚か者の代表。その反対は「秋になり山に入る鹿」だそうです。ということは、こちらは捕まえようとしても、しっかりと逃げていくタイプに使えばいいのかな。でも、たいていの生き物は愚かなようで賢いです。小鳥だって、クモだってバカにできませんよ。
7【( )虫を噛(か)みつぶしたよう】……非常に不愉快そうな顔つきのたとえ。「部下に裏切られて――な顔になる」
→そういう虫がいるんだと思われますが、昔の人たちはホントにいろんな生物と共生していたんですね。現代の私たちは虫との共生を拒否しすぎているのかもしれません。
8【( )の虫が納(おさ)まらない】……怒りを抑えられない。
→空○のときと、○立たしいときに、この虫が自己主張をするらしいです。
9【虫が( )らせる】……何となく前もって感じる。
→私たちの体の中には、昔からいろいろな虫がいたのですねえ。
★ 解答 1・寸 2・かん 3・身(しん)
4・小 5・たで 6・夏
7・苦(にが) 8・腹 9・知