先日見たウサギ。柵のしたをくぐって、飛び出すそうです。それで、柵のまわりの草を食べている。そんなに遠くに行くわけではない。少し何もない野原とかに出ると、すぐにカラスがやってきて、耳をかじったり、襲いかかってきます。
きっとのんきそうに見えて、ウサギもいろいろな敵と戦っているんでしょう。私は、ついつい自由を求めて飛び出していくウサギさんを応援したくなりますが、このウサギさんがそんなに遠くに行くわけではないというのを見ていると、なかなか大変だなと同情もするのでした。
さて、今日は晴れになりました。時々くもりということです。室内でやる古本市ですけど、出すモノがないなあ。
ほんとはもっといろいろウチの中の要らないモノを出すつもりだったのに、それを探すことさえサボっていました。
宝物は内側にある。要はそれを探すかどうか、なのだと思います。
今回の私は、探しそびれているので、たぶん見つからないでしょう。それでも、何かの機会を求めて行くんだと思います。帰ったら、この続きを書きます。……11/26 7:32am
日曜の夜、奥さんは「直虎」を見始めました。もちろん私は見ていません。2階にいてもうちは物音が筒抜けだから、聞こえるだけです。
今日、予定通り古本市に行ってきました。収穫はそれなりです。少しだけ若い人たちとお話はしましたが、そんなに込み入った話をするわけでもなく、淡々と時間を過ごし、ネコの写真を撮りに行ったり、電車の待ち伏せをしたり、古本のお店は奥さんにまかせて、好きなことをしてしまいました。
古い町だから、蔵の写真も撮りましたが、いつも同じようなものばかり狙っている気がします。何だか新鮮味がありません。ワンパターンです。
そうでした。こちらの川は瀬田川といいますが、右岸は何十年か前の、といってもそんなに古くない七十年代に洪水で流され、そこから護岸工事やら、建物の改修などが行われたそうです。左岸は建物は残りましたが、護岸工事が行われて、川と直接につながらないようになりました。川に触れるには、堤防を越えないといけなくなったのでした。
かくして川は、陸地と隔てられ、上からのぞくものになりました。そして、七十年代にはひどく汚れたことでしょう。長らくの低迷があって、今再び川と町との交流が始まろうとしている。まだまだ町がたどたどしくて、川に心を開いてないけど、これから少しずつ川を街の中に取り込んでいかなくてはダメですね。
七十年代の大洪水から何十年かが過ぎて、今はこんな感じで、倉庫群が残っていたりします。おしゃれなレストランやカフェに改装され、おしゃれな人たちが訪れているようでした。もっと、もっとおしゃれにして、たくさんの人たちがやってくる伊勢市の知る人ぞ知るお店になってもらわなくてはなりません。
そして、古本市です。午後からはお客さんもそんなに入ってこなくて、河崎・商人の館の展示場みたいなところで古本市をやっている私たちも、少し疲れてきて、みんなでトークやら、ビブリオバトルやら、尾鷲節の披露やらがありました。
もちろん、私たちは小さくなって見ておりました。ああ、なんてやりがいのない私たちでしょう。
何をしにこちらに来たんでしょう。1日ずっといても、ほんの少ししか売り上げはなくて、ビジネスで来たのではなくて、人との交流のために来たはずなんだけど、ちっとも交流できなかったなあ。
お金儲けなら、もっと他の方法があるはずです。だったら、何のためだったのかな……。