甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

待てないわたし、ハチの死

2020年08月29日 05時56分03秒 | わたしたち、家族

 昨日の朝、屋根の下にできた贈答用ではないメロンくらいの大きさのスズメバチの巣を取り除いてもらいました。一応安心したんでした。けれども、戻りバチたちはいて、ここに巣があったんだけど、とか何とか言っているみたいです。

 無差別攻撃はしないだろうけど、気は立っているだろうな。ヤツらは、新しい家を求めて次から次と移転していくんでしょう。そう考えると、流浪する生き物で、何だか大変だと思ってしまう。

 でも、自分ちに巣を作られたら、大騒ぎしてしまう。なんていうのか、ワガママというのか、ご都合主義というのか、どうして広い心になれないかな。好き放題にさせてやればいいのに、お隣りの人にハチの巣の存在を指摘されて、大騒ぎになりました。相変らずの小心者です。


 巣がなくなったその夜、雨戸を閉めようと思ったら、網戸の内側にスズメバチが一匹いました。どのようにして外に出したらいいんだろう。

 ついカメムシ並みに扱って、ガムテープで放り出そうとしました。ガムテープにヤツをくっつける作戦です。

 背中からガムテープを押しつけて、逃げないようにしたつもりで、さて外へと思ったら、ハチは何もなかったように網戸を上っています。

 粘着力が弱かった。でも、もう一度、私がヤツを覆って、うちの子に上からグッと押してもらって、ガムテープにくっつけたつもりで、見てみたらフワーっとハチは飛び上がりました。

 ここで私はうろたえてしまいました。ハチは怒っているだろうし、イライしている、帰るところもなくなった。ヤケクソで攻めてくるかもしれない。

 そんなこんなで最終手段の殺虫剤を取り出して、ふりかけるしかないけれど、どこにいるんだ?

 以前、洗濯物からフワーっとハチが出てきて大騒ぎしたこともあったけれど、未知の生物というのか、どんな動きをするのかわからない、攻撃能力を持った虫が家の中にいるということで私はパニックになってた気がします。とにかくやっつけなきゃ、と思ってたでしょう。

 しばらくしたら、ハチの姿が見えた。もう殺虫剤に頼るしかありません。もうすぐにでもやろうとしていた。

 奥さんが「もう少し待って! のけなきゃいけないものがあるから」

 たぶん、聞いてたと思うけれど、やっつけることが先にあって、すぐに見つけた時にやる、そういうスイッチが私の中で入っていて、そのほんの少しが待てなくて、そのままハチをやっつけるまで突き進んでしまいました。

 奥さんは、どうして「待って」が聞き入れられないのか、それが納得できなくて、ずっと御機嫌が悪くて、今も怒ったままです。

 ああ、どうしてそういう危ないところに踏み出してしまうかですね。それと決めたら行ってしまうなんて、もう、これは死ぬまで治らないかもしれない。

 どうして、踏みとどまれないのか、それは私の課題です。人の話も聞かずに、突き進んで家族のつながりを壊してしまった。

 もう一度、冷静になれたらいいけど、なれるかどうか……。


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