甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

何を語ればいいんだろう 芭蕉さんの取り合わせ その1

2021年06月29日 21時27分18秒 | 芭蕉さんの旅・おくのほそ道ほか

 わかりすぎてるところから始めたいと思います。取り合わせを芭蕉さんに学ぼうと、句集を広げてみました。もう夏だから、夏のイメージに合う作品で、取り合わせを学べるものはないでしょうか?

 まずは、あの有名な作品から始めてみましょう。

1 静かさや岩にしみ入る (          )

 なんという静けさなんだろう。○○の音が岩にしみこんでいくようだ。科学的に言うと、そんなことは起きていないのだろうけれど、そういう気がするんだよ。

 何だろう。「滝の音」「ぼくの汗」「涙かな」……あれ、涙だったら、無季になっちゃいますよ。岩にしみいるというのがイメージできないし、そこが芭蕉さんが工夫したところなんだろうか。ということは、少し技巧的なところもありますね。わざとらしい気もする。

 しみこむのは何だったんでしょう?



2 (          ) 語るも旅のひとつかな

 ○○が美しい季節、在原業平がゆかりとなっているこの花を話題に語り合うのも、旅の楽しみのひとつというものだ。そんなふうに、話が盛り上がる花なんだよ。

 業平さんでみんなが知っていることといえば、「筒井筒」の幼なじみ話か、都落ちして都鳥をみた話か、この花の名前を織り込んで歌を作ろうというエピソードか、ですよね。「からころも……」のエピソードでしたね。

 いい年のオッサンの私、誰かとこの花について語らったことって、そんなのありますか? ああ、ホントに私って、いい年しているのに、人とちゃんと触れ合ったことないですね。これから、そういうことあるんだろうか。たぶん、ないなあ。

 もういいです。せいぜい写真だけ撮って、写真自慢でもしてみましょう。自分はみっともないし、自然を切り取ると、それはもうキレイで、落ち着きますもんね。



3 (          ) おさなき時の絵のすさび

 ○○を見ると、幼い時にその絵を描いて遊んだことが思い出されるのだ。

 思えば、小さいときにそんなイタズラ描きをしたもんだ。確かに墨だと簡単に描けてしまうんだった。でも、指が真っ黒になってしまうはずなんだけど。

 誰かがやってるのを見て、自分もやってみたんだと思われます。墨で行う古典的ならくがきだったんですね。少し、昔を思い出せました!



★ さて、答えです。
   1・蝉の声[せみのこえ] 
   2・杜若[かきつばた]
   3・たけのこ[竹の子]や 

でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。