セーラー服の歌人・鳥居さんという人を、若い人に教えてもらいました。それで、図書館で借りて少しだけ読みました。それで、お母さんの自殺・孤児院での生活など、それらの題材をわりとクールに描いているのかなと見ていたら、突然、三重の文学に出会いました。
まあ、カバーには三重県出身で年齢不詳、けれど、セーラー服を武器にして短歌を作っているそうで、がんばっているなあと思ったんです。
まだ、本は最初の方を少し読んだだけですけど、メモしておきます。
嵐の夜 裸足で駆け出し見に行った墨汁よりも黒い津の海
シンプルで、津の海の暗さがポンと飛び出してくるようで、なんとなく好きになれました。ここまでたどりつくのに少し気分は重かったんですけど、少しほぐしてくれました。
あと2つ、
孤児たちの墓場近くに建っていた魚のすり身加工工場
孤児たちの墓場に硬く立ち続ける海風混じりじきに嵐だ
加工工場、海風混じりの湿った風、昨日まで3日間ずっとそんな感じでした。それが一転、今日のようにカラリと晴れて、そして、私は鳥居さんに出会えた。
1つめは、加工工場が「建っている」、2つめは、「私?」が「立ち続けている」、2つとも孤児たちの墓場がそばにあるようです。さて、そこは建物? 地域? 町? どこなんでしょうね。
これから、どんな風に歌の世界がひろがっていくのか、それはわかりませんけど、三重県の空気を取り出すというテーマで読んでいきたいと思います。
まあ、カバーには三重県出身で年齢不詳、けれど、セーラー服を武器にして短歌を作っているそうで、がんばっているなあと思ったんです。
まだ、本は最初の方を少し読んだだけですけど、メモしておきます。
嵐の夜 裸足で駆け出し見に行った墨汁よりも黒い津の海
シンプルで、津の海の暗さがポンと飛び出してくるようで、なんとなく好きになれました。ここまでたどりつくのに少し気分は重かったんですけど、少しほぐしてくれました。
あと2つ、
孤児たちの墓場近くに建っていた魚のすり身加工工場
孤児たちの墓場に硬く立ち続ける海風混じりじきに嵐だ
加工工場、海風混じりの湿った風、昨日まで3日間ずっとそんな感じでした。それが一転、今日のようにカラリと晴れて、そして、私は鳥居さんに出会えた。
1つめは、加工工場が「建っている」、2つめは、「私?」が「立ち続けている」、2つとも孤児たちの墓場がそばにあるようです。さて、そこは建物? 地域? 町? どこなんでしょうね。
これから、どんな風に歌の世界がひろがっていくのか、それはわかりませんけど、三重県の空気を取り出すというテーマで読んでいきたいと思います。