甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

お恥ずかしいことですが、内子に行きました!

2019年02月04日 21時49分59秒 | 四国へ海を越えて

 NHKの「家族に……」をチラッと見ました。

 「ああ、私は確か、ここへ行ったことがある」と、遠い昔でも思い出すように、内子の町を振り返ることになりました。

 とはいっても、9:51amから11:12amの間だけですので、何も見ていないのと一緒です。ほんの1時間ほどしか滞在できなかったんですから。この時ほど、クルマで来なかったことを後悔したけれど、もうあとの祭りです。

 とにかく、JRで移動するしか方法がありませんでした。

 去年の年末のことです。年末の28日、ここにたどり着きました。寒波が来ているということで、豊後水道を船は渡れるのか、それが心配で、ソワソワしながら街を歩いていました。

 結局、船は悠然と走っていけたし、船旅は快適だったし、すべては杞憂でしたけど、初めての豊後水道プレッシャーがありました。

 駅を降りてみたら、観光客は数えるほどで、一緒に何人降りたんだろう。私1人ではなかったけれど、年末に観光してみようという人はいない雰囲気ではありました。何しろ寒くて、雪もチラついていた。おおよそのポイントは分かっているつもりだったから、とにかく、町の奥、行けるとこまで行って、サッと帰ってくるという計画で歩き始めました。

 列車は乗りそこなうと計画は狂ってくるし、このあと大洲城にも行かなくてはならなかったんです。



 歩いていたら、駅から一番近い観光スポットが内子座でした。金毘羅さんにも古い劇場がありましたが、あれと同じようなのがこちらにもあった。時間があれば、中を見せてもらうのに、こちらは余裕はありませんので、表だけ見たら、次へと歩いていくのでした。何だかもったいない。でも、それがデバガメ野郎の習性で、人と関わらずに風景だけを切り取ろうとしている。とても貪欲なんだけど、切り取った風景は、通り一遍のもので、ちっとも深みがないのです。もう悲しくなってしまう。



 あと30分くらいしか残っていない状態で、引き返さなくてはなりませんでした。

 オバアチャンたちが何だか年末トークをしているというのに、そこに加わることもできず、遠目に見ている私。いったい何を探しているのか、それが分からないまま、やみくもに道をギッコンバッタンしているのです。

 内子座は劇場で、中村勘三郎さんもお芝居をされたといいます。他には何があるんだろうと、右往左往していたら、旭館という映画館があるというではありませんか。それはどこなんでしょう。ここにあるんでしょうか。

 よくぞまあ、何も下調べもしないで、映画館があるらしいというとこまで、よくたどり着けたではないですか。誰とも話もしていないし、地図は駅の案内所でもらったんだったかな。



 看板の言うとおりに、道をまっすぐ、少し降りたところに、何かそれらしいものが見えました。



 せっかく見つけたのに、写真を1枚撮ったら、すぐに帰らなくてはならなくなりました。ああ、何ということでしょう。

 ここは、中に入って見たかったなあ。こんなところで映画を見られたら、何だか楽しいだろうなと思ったんですけどね。でも、感傷は不要だ。戻らなくては!



 こだわりの漆喰のお店、ここも表から見ただけ。中にいたオジサンと話でもできたらよかったのに!



 このころ、トイレを探していて、この路地の奥で用を足す? いや、それはできない。そんなバチ当たりなことは許せない。地図でトイレ探さなくちゃ! と、どうにかこうにか地図に助けられ、

 駅への近道も見つけて、スタコラサッサと歩きました。

 今夜のテレビでも出ていた内子高校。とても雰囲気のある建物で、こんなところで勉強できる人たちの幸せを思い、28日なのに、先生たちのクルマはあるようで、「大変だね」と思いつつ、街歩きを切り上げて、駅へと向かいました。

 駅に着いたら、少し時間があったので、缶バッジを買いました。私らしい、みみっちいお土産です。しかも、自分用だなんて!



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