CDを2枚買いました。
1・モーツアルトのセレナード第10番変ロ長調KV361「グラン・パルティータ」演奏はコレギウム・アウレウム合奏団
……曲は知らないのに、「コレギウム・アウレウム」だと思って、飛びつきました。さあ、どうなんでしょう。ここのモーツアルトは好きだったんですけど、CDがなかったので、とりあえず買いました。
2・アルヴォ・ペルトの作品集「ミゼレーレ」「フエスティーナ・レンテ」「サラは90歳だった」
……アルヴォ・ペルトさんは、ピアノ曲しか知らないのに、管弦楽曲を買ってしまった。さあ、ちゃんと聞くんだろうか。自信がないけど、買いました。
クラッシックで癒されたいんでしょうか。いや、そういう曲しか聞けなくなったというのが真実かな。それ以外はたいてい受け付けなくなりました。
3・池内紀「海山のあいだ」(2011 中公文庫)エッセイ集 200円
……これは近いうちに紹介したいと思います。
4・榊原和夫「道の風土記」(1984 旺文社文庫)200円
……よその古本屋さんでは初版は800円とありましたが、まあ、普通の人は買わない本かもしれない。1984年の私なら買わなかったでしよう。2017年の私だから買いました。三十年以上が経過して初めて手に取る本というのがあるんですね。
もうこうなりゃ、長生きして、今まで取り上げなかった本に手を出しまくらなくては!
読みまくるとは言えないけど、買うことはできるんですから。
以上28日の阪神デパートメントでのお買い上げでした。つづいて……
5・草間彌生「無限の網」(2012 新潮文庫) 自伝なんだそうです。
6・黒岩重吾「影刀」(1994 文藝春秋→1997文庫)壬申の乱のお話らしい。
7・国木田独歩「武蔵野ほか」(1974 旺文社文庫)家にもありますけど……。
8・干刈あがた「黄色い髪」(1989 朝日文庫)これも家にありますが、読んでなかった。
大阪から帰りの電車で、8番の「黄色い髪」を84ページまで読みました。私としてはよく進んだ方ですけど、学校とは何か? どうしてイジメ問題があるのかを、あがたさんがチャレンジした作品でした。
どうして世の中的に広く取り上げられないのか、不思議なくらい、なかなかリアルです。
細かなフォローなんか入れずに、淡々と世の中のイジメや、不良高校生たちを描いています。年末はこれを読もうと思います。きっと今につながるヒントがあるような気がします。
学校の様子が今とは少し違うかもしれないけれど、学校や社会に何かがあるような気がしています。それは簡単にはみつからないだろうけど……。
本の最後にこういう注意書きもあります。
付記……これを書くに当たり、若い死者たちの遺書や生活記録を、何度も読ませていただきました。
しかし、私の最後のお願いですが、直接の原因だけを勝手に推測して、自分の考え方のみで「たいしたことないのに」と判断を下すのだけはやめてください。感じ方、考え方は人によって違うのです。私はたとえようがないほど、苦しく、悲しかったのです。
この付記だけを見ても、誠実な方だったんだなと見直しました。ああ、私は何も知らずに干刈あがたさんを無視していた。というか、何も知らないから無視してたんでしょうね。
どういう人なのか、知る機会があったら、もう少し違うことになったかどうか。
まあ、過去は過去、今気になっている人なんだから、せいぜいこれからも追いかけていかなくてはいけないと思います。
そんなお買い物をするための大阪だったんですね。帰りの近鉄もわりとちゃんと本を読みました。前日の大阪に行く時にはドアが開くたびに冷気が入り込んできて、本も読めないし、昼寝もできなかったのに、昨日はわりと読めましたよ。