大好きなヒガンバナは終わってしまいました。残念です。あまり仲良くすることができなかった。
台風が来たり、雨が続いたり、土日がいつも雨になったり、あれこれ重なって、思い切りヒガンバナを楽しむことはできませんでした。
小学校のころ、ヒガンバナの絵を描かされたことがありましたっけ。先生がバケツにたくさんのヒガンバナを集めてくれて、それを子どもたちは思い思いに描いたんでした。でも、ヒガンバナはとらえどころがなくて、それらしい形にはなるのだけれど、花から魂を抜き出すことはできなかった。
写実で迫っても、ヒガンバナは笑っているでしょう。
「何だい、キミのリアリズム、それで私を描いたつもりかな、もっと大胆にデフォルメして、私の魂を抜き出せないものかなあ。」
「そりゃ、そうでしょうけど、真面目にコツコツ見たまんまを描く、そう教えられているので、実物とは似ても似つかない変てこなものしか描けないんです。不思議です。こんなに見ているのに、本質からはどんどん遠ざかるなんて! なんて不思議なことがあるもんです。」
1 衰えて色あせてても ヒガンバナ
何年振りかでツユクサもしみじみ見ました。これまた絵にはならないですね。一輪挿しに一本だけ抜き出して、それを懸命に写そうとしたら、形にはなるでしょうか。でも、やったことないな。
2a ツユクサや 私は何かを考える
2b ツユクサや 私は私でやっていく
カキと電車、どっちつかずで、カキも電車とも、どちらも主役になれていない写真しか撮れなかった。もう少しカキにスポットを当てないとダメですね。
3 渋柿三つ ゆるり電車は発進す
今日、初めて菊芋という外来植物を知りました。食べられるみたいだけど、背は高くて、なかなか楽しい花でした。残念ながら向こう向きでした。
4 背は高くツンとお澄ましキクイモくん
夕方には、秋のバラのシルエットと夕暮れです。
ああ、こんなにして秋が深まります。
5 秋のバラ夕暮れは知らぬ間に過ぎて
今夜も、いつものように酔っぱらっています。一本でやめればいいものを、ワインも二杯くらい飲みました。そうです。あの、雲林院康成さんのうつわ、今日デビューさせました。ビール飲んで、そのあとこっそりワインも飲んでしまった。こんなに毎日ヨイヨイでいいんだろうか。
6 ヨイヨイの秋の私はひとりイビキ
7 何回も アオスジアゲハ ボーズする