私たちの住んでいるくにでは、自らの命を絶つ人がたくさんいます。いろんな事情があるのだろうけれど、それを止めようとか、何とかしようという声はありますが、具体的には何をしたらいいのか……。
とりあえず、相談するところをあちらこちら、いろんなチャンネルを使って、防止しようとする仕組みは作られています。でも、若い人も、中堅層も、お年寄りも、みんなが今の世の中に希望が持てなくなっている。何のために自分がいるのかわからなくて、この世から消え去ってしまいたいという人たちがある程度の数いるのです。
それは、その人たちのせい? 個人的な問題なのか? 漠然とした不安のせい?
昨日のテロ事件の男の子は中学時代にいじめを受けていた、というのが今日の報道で報告されていました。丁寧に犯人の過去をたどるのはよくあることです。そういうことをほじくり出し、関係者の証言を集め、そんな暗い過去があったし、父親もしばらく寄り付かなかった様子だし、母と子の二人でガーデニングしている、おとなしいお兄ちゃんだった、という証言も集めてきました。
これで、犯人の動機を解明したということです。それがマスコミの方法ではありました。それで、何かわかったんだろうか?(私は、ものすごく昔、マスコミ志望ではあったんですが、ものすごく昔と今も、相変わらず同じことをやっているのかなあ。昔も今も人は同じということなのかな……。結局、何もわからないのではないか?)
それで、犯人のすべてを解明したということですね。犯罪専門家、爆薬専門家、そんな人たちのコメントも取ってきて、それでニュースとして番組を埋めていく、それでできあがりということなんだ。
そんなことをわざわざニュースとして仕立て、それを聞いた私たちは何を得られるというんだろう。
私は、ものすごく後味の悪い、嫌な気分を味わっています。そんな情報で、何も解明されたりしないのです。
どうしてマスコミって、事後報告しかできないんだろう。そんな何もかも後追いをしているのであれば、やがては人間社会が滅亡する時に、こんなことで私たちはこの地球からいなくなるのですね、としたり顔で言うしかないじゃないですか。
まあ、滅亡に向かって進んでいるとしたら、すべては理解できます。二酸化炭素を増やし、原発を地球上にたくさん作り、温暖化させ、人口問題は放置したまま、先進国は縮小していき、後進国は人口爆発し、食べるものはなくなり、独裁国家はとどまるところがない。
民主主義国家と呼ばれるところは、人々の気持ちの総意で進んでいるかに見えて、人々は政治家たちのわがままにうんざりしながら、それに従うしかないだけに陥っている、そういう状態なのに。人々の総意とか、議論の場だとかいわれているけれど、議論せずに勝手にあれこれ決めているのは誰なんだろう。
何もかもが、未解決のまま、流されていくだけのようです。福島原発のあと始末も何もなされないまま、とりあえず風評被害だけはなくすことにして、あとは知らないよだなんて! よその国はみんな笑っているでしょう。コントロールできない、原発を抱えているのに、さらにトラブルを起こすために今ある原発を何十年も維持していくだなんて。
この世に希望を持てない若者、中堅層、お年寄りは救われません。人口問題もそのままです。どんどん若い人たちは結婚もしないで、子どもも持たず、生活に追われ続け、やがては自らの将来も不安なまま生きていくことでしょう。
年金は、どうなるんだろう。日本の巨大な借金はどうなるのか、これもどんどん膨らみますか。
私たちは、自分の暮らしを自分で守るしかないのかもしれない。将来は、一寸先は闇です。若い人たちに生きていける方法・モデルを紹介していくしかない。
私は、そういう若い人の見本になれるようなこと、しているだろうか。
今日は、メダカにエサをあげたこと、雑草を抜いたこと、コンポストを大きくしなきゃと考えたこと、大きくなり過ぎた梅を少し切ったこと、ドクダミを洗って干したこと、奥さんと散歩したこと、そんなことしかできていない。
とても、厳しい未来を生き抜いていく何かにはなっていません。山に行くしかないかな。山で何か、都市に恵みを与えられる方法を考えたいなあ。