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昨夜、帰って来る時、ラジオで和歌山県の新型コロナウイルス対応の話を聞かせてもらいました。たぶん、ニュースだったと思われますが、世の中って、ちゃんとやれている所と、やれていない所とに分かれてしまっているようです。
和歌山県は、今もずっと低い感染者で、時々はゼロになったりしています。あの日本一ゆるい大阪府が何千人の感染者が出た時でも、ずっと一けた、二けたという桁違いの感染制御をしていました。
聞くところによると、PCRを推進し、陽性とあらば全員を入院させていたということでした。その後の追跡調査が出たそうで、それがニュースになったんですが、無症状で入院した二千だか三千ほどの人たち、そのまま完治したのかというと、何百人かが発症し、肺炎になり、酸素吸入が必要なところまで進行したということでした。
たまたま今、無症状であっても、そのまま終わるということはあり得なくて、発症する場合もあるし、中等症以上になる人たちもいる。調べた人たちの中から死者も二十人ほどいたということでした。
無症状から死までつながっていたわけです。
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私たちは、そんな症状の海に浮かんでいる。底をのぞくと、深くて広くて何も見えない。消えた人がたくさんいるという噂だけれど、それを実際に見るチャンスはあまりないし、できれば見ない方がうれしい。
いや、そもそも私たちの命って、別にコロナだけじゃなくて、危なっかしいところにあったんでした。どんなに体を鍛えようとも、どんなに検査をしまくっても、危なっかしさは変わらないし、私たちそののが脳みそは日々崩壊しているし(25歳を過ぎた人はみんななんだけど)、とても微妙なバランスの中にいたんでした。
それらは拒否できないし、それを受け入れて、その中でどうこうするということでした。
すぐに忘れてしまいます。
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もうすぐ10月も終わってしまいます。11月が来るなんて、わかってたけど、明後日だなんて!
こんなふうにウカツに私は生きていくんでしょう。私だけじゃないと思うけど。
嘆いても仕方がないから、私にできることをして、夜になったらお湯割り呑んでガーガーいびきかいて寝ることにします。