甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

三日月? 何となく月食!

2021年11月19日 21時54分34秒 | 空を見上げて

 今日、朝から夜になるのが楽しみでした。晴れていたし、そんなに寒くならないというし、月食は見られそうでした。

 18時くらいから2時間足らずというので、始まりのころに行かせてもらえれば、月食になっているんでしょうか。でも、もしかしたら、月食しながら上ってくるということでしたから、昨日みたいに満月みたいなのがポッカリ浮かぶのではなくて、三日月からスタートしてだんだん月が大きくなるのを見せてもらうらしい。


 私は、近所の浜をめざして歩いていました。東から、海のどのあたりからかわかりませんけど、とにかく愛知県なのか、伊勢湾の開いたところなのか、どこからか月が昇ってきて、海にキラキラが見える、そういうイメージで海に向かっています。

 でも、いつだったか、そういうお月さんを待ってたら、水平線のかなたに月が出ても、明るくなりませんでした。

 春だったかなあ、まだ空が明るくて、太陽は西に沈んだんだったかどうか、たぶん、あれが月なんだけど、まるで光がないじゃないの! という感じで、しばらく静かに空に上がって、太陽が沈んだらおもむろに光り出すという、やたら控えめな満月というのを見たことがありました。

 あれと同じだったでしょうか。

 海に向かいながら、東の空には雲がうっすらひかれている感じで、ボンヤリしていました。たぶん、あれが月だろうし、もう三日月なのか、食になってて赤いのか、それとも雲にさえぎられているだけなのか、はっきりわかりませんでした。

 月が出る直前の西の空は、

 こんな感じだったんですよ。もう期待してたのに、東の空には雲なのか……。

 でもいいや、とにかく海まで歩いて、そこでしばらくお月さまを見たら、帰って来よう、そんな、2時間近くずっと待つわけにはいきませんでした。

 奥さんがいたとしても、「寒いから、もう帰ろうか」ということになるし、「ゴハンが遅くなったら、寝るのが遅くなるでしょ。すべて後ろに響いてくる」なんて言われるだろうし、それが普通の大人の考え方というものでした。

 お月さんを見ていて、それで何かの得になるわけではないし、生活が改善されるというのでもなかった。ただの酔狂でした。


 四月の満月は、そんなに寒くなかったし、これからどんどん楽しいことが起こりそうな気がしていました。確かにコロナは厳しい状況だったけれど、あの時はウキウキするものがありました。

 それが今は、コロナも落ち着いて、月食も見られるというのに、そんなにウキウキした気分はありませんでした。

 ただ、何となく、空が見せてくれる不思議な現象を見させてもらおう、あんまり味わえないかもしれないけど、とりあえず参加だけしてみよう、そういう感じでの参加でした。

 そして、月はもうほとんど見えなくて、三日月が見えるだけだった。私なんかには、ただの三日月にしか見えなかった。少しずつ大きくなるのは知ってるんですけど、それが我慢できなかった。ああ、私って、ものすごく短気ではあったんでした。あまり人に見せないようしてるつもりなんだけど、友だちは知ってるみたい。やはりバレていたのか……。

 それで、せっかくの月食、ただ浜辺に三日月を見たというだけで終わったんですね。

1 月食の赤き部分のまろみかな

2 三日月が上にひろがり海の上

3 堤防の影の男女の右左

4 月食や波打ち際の人かげ

5 月食や堤防から浜ごしに見る

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