平幕の玉鷲が優勝した。誰も文句がなかったと思う。最高齢で地道に頑張っているし、シンプルにツッパリだけしか持たないというのも、本当に潔いし、変に四つ相撲だなんて、そういう型を持たずにひたむきに攻めていく姿、改めて感心しました。
私に、そういう割り切り方できるでしょうか。
たぶん、いろいろと色気が出て、足技を! 筋力を! うっちゃりのできるバネを! あれこれとないものねだりをするでしょう。
どうして、ひたむきに一つの攻めをがむしゃらにやり続けられるのか、そういう信念がないとできないことです。
昔から、そういうお相撲さんは好きでした。
元大関の大受さん、この人も芸がなくて、ただの押し相撲だったけれど、大関まで務めました。でも、歯車が狂うと、勝ち越せなくなって転落していきました。ところが、ファンの一人として大受さんは強く心に残りました。
他には、誰か思い出すかなあと思ったけど、思い出せなかった。
お相撲が終わり、十月がやって来るし、台風の18号も来るということです。私は、何かやれただろうかと思いつつ、何もやれなかったけれど、でも、何かやるぞという気概だけはあります。残念ながら、信念がないから、ひたすらその道を突き進むことができなくて、つい横を向いてしまいがちです。
すぐには治らないけど、何かをしていきたいです。
1 時計草半世紀を経た国葬に
2 この秋に国外逃亡するという
3 何ということもなけれど電話して他愛なく笑う秋の朝なり
4 空の青夕陽のにじむ方角にぼんやりゴハンのことだけ思う
5 友だちの旅行レポート充実す「いいね」だけして今夜も寝よう