週末、たいしたことをしていないのに、夜は疲れています。
とはいうものの、そんなことを書けるくらいだから、余裕があるんでしょう。
そして、どういうわけか、帰りは、イーグルスの「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」になっています。一時、ずっとZARDさんだったけれど、もう飽きたんだろうか。
確かに、少し何度も聞きすぎたんでしょう。それに、あまりに大切になってしまって、CDが擦り切れるわけはないんだけど、何だか不安になって、新しいZARDさんのベストでも買わない限りは、しばらくやめておこうと思った、というところかな。
また、youtubeでも見たらいいじゃないですか。そうします。
それで、今度は、イーグルスですか。28年ぶりに出たオリジナルアルバムということでした。私は、紙袋入りの輸入盤を買いました。紙ジャケットは昔風で、LP時代を思わせる仕掛けなんだろうけれど、そういう郷愁がわく世代なんて、そんなにいないかもしれません。
(それにしても、2007年に出たのを今ごろ必死になって聞いているなんて!)
普通にプラスチックケースで売ってもいいんじゃないか。
今となっては、何だか損した気分です。ですから、ペラペラのプラスチックケースに入れなおしているうちに、埋没していました。何年も眠っていたCDが、突然よみがえり、何度も何度も聞いています。
私がうっかりしている間に、グレン・フライさんは亡くなってしまうし、次から次と大事なものはそぎ落とされていく。グレン・フライさんは、イーグルスというバンドの中では、確かに中枢を担っていて、大事なところを担っている気がします。
ドン・ヘンリーさんは、もちろんもう一つの核で、この二人でイーグルスは推進していったのかもしれません。
なんですが、私は、わき役のジョー・ウォルシュさんのしわがれ声と、T・B・シュミットさんのハイトーンボイスが好きなんですね。
何度もリピートして聞いています。
どうして、そんな時代錯誤なことをしているんだろう。
それは、わたしそのものが時代錯誤的になっているからでしょう。
ピョンチャンを見ていたとしても、すぐにトリノや、カルガリーや、サッポロへと戻っていくのです。私の冬季五輪の原点は、サッポロで、その前の1968のグルノーブルは、全く記憶にありません。すべてサッポロでした。
……トワエモアさんは1969年にデビューしたそうです。LPはたしかありますね。
サッポロオリンピックで見たすべて(テレビなど)で、今を再構成しながら見ているので、何も新しいものが生まれてこない。すべてをそれにすり合わせているみたいです。
たまたま現在、テレビのコメンテーターとして上村愛子さん(モーグル)が出ていると、彼女は38歳のしっかりした女性なのに、ついつい1998年のナガノにもどってしまうし、すべてがカットバックするようです。
もっと今を見なくちゃ! でも、テレビを見るのも、根気がなくて、すぐにやめてしまいます。かくして時代遅れで時代錯誤のオッサンになるのです。
だから、もう何事も、見ざる・聞かざる・言わざるになってしまいます。
それで、突然の花水木なのかぁ。寒いのに。
でも、今夜も、ストーブもつけないで、家族みんなそれぞれに暮らしています。日本海側は大雪というのに、私たちはのん気に好きなことをしている。
1 夕暮れ、イーグルス、テールランプのうつろなあかり、私のぼんやりした現実
2 今朝方は京都に行こうと思ってて 夜になったらもうポシャッている
3 夕暮れの吸い込まれそうな空に ハナミズキはみんなで咲いていた
ああ、短歌にもならない。もっとじっくり何かにうちこめばいいのに、こらえ性がないのだ。