モズがひとりでホツンと鳴いているようです。特につがいで行動していなくて、それぞれが自由に動き回っている。 鳥は、そんなにベッタリと夫婦寄り添うわけではないようです。いや、そんなすべてを簡単に切り捨ててもらっては困るかもしれない。鳥によっては、いつも一緒にいないといけない鳥だっているでしょう。また、子育ての時期だけペアでいる鳥だっているでしょう。 人間と同じで、鳥たちだって自分の生活があるように思 . . . 本文を読む
古い抜き書きなので、どこかで使っているかもしれません。でも、自分の胸に刻むために、ふたたび貼り付けてみます。 夢を見ない、眠りの浅い私の、しみじみとする部分を書いてもらっています。 生まれてから十年、十五年くらいは、気力も智力も体力もすべて、年々急速に増加していたのだ。六十を超えてからは逆に、そのすべてが衰えてくるのは当然の現象で何の不思議もない。すべてそういうものだと、はっきり認めればよいこと . . . 本文を読む
遠い昔、気の合う仲間が集まって、同人誌みたいなものを作った。 みんな、それぞれに忙しいのに、時間を見つけては文章に挑戦していた。中身よりも、まわりのみんなに自分を伝えたかったのだと思う。 それくらい、ボクらは、まわりの子らと連帯したい気持ちになっていた。 別に政治的な主張があるのではなくて、自分たちの見つけた小さな世界は、どこにつながるのか、どんなふうに誰かに伝えたら、どんな言葉が返ってくるのか . . . 本文を読む
1977年の夏、大阪代表の大鉄高校は、大分の津久見高校相手に派手な試合を演じたということでした。九回裏、逆転サヨナラ満塁ホームランでした。 私の記憶には、もう入ってませんでしたけど、「そんなこともあったような」気はします。たぶん、テレビでは見ていたろうと思うのです。そのホームランをどんな気持ちで見つめていたのかな。ただ、すごいなあと思って見てたんだろうか。 今は川端さんになってるその人は、中一の . . . 本文を読む
ヴィオラ・ダ・ガンバとは、イタリア語で、「足のヴィオラ」ということでした。そりゃ、ガンバ大阪というサッカーのチームがあるくらいだから、ガンバは足だというのは聞いたことがありました。 サッカーのガンバは、「頑張る」と「足」のダジャレみたいな感じですけど、ある程度世の中には定着したような感じです。あとはもう少し強くなって、もっと地域に根付くしかないのだけれど、大阪に地域スポーツはどれくらい根付いてい . . . 本文を読む
尾崎咢堂さんって、尾崎行雄さんのことなんです。第一回衆議院選挙から25回連続当選した方なんだそうです。10代半ばにお父さんの仕事の関係でこちらに来て、そういう縁もあってここから選挙に立ったそうです。 そういう関係で、伊勢の宮川河畔に記念館があります。 私は初めてこちらを訪れました。ここの前を通ったことがあったけれど、こんな夕方に何で私はここにいるんでしょう。 昔から知っている若者で、古楽コンテス . . . 本文を読む
この秋、他の本は諦めて、ずっと下村湖人さんの『論語』を読んでいます。 (もちろん、他への浮気もするんですけど、浮気をする気力・体力ともにないので、ひたすら湖人さんの『論語』を、寝る前のウォーミングアップとして読んでいます。そして、コテッと寝てしまいます) 角川文庫の『現代訳 論語』と講談社学芸文庫の『論語物語』です。角川文庫は2017年の秋に古本市で買いました。学芸文庫は、1996年の夏にナゴヤ . . . 本文を読む
高1の時に、クラスで同人誌みたいなのを作りました。ガリ版印刷でクラス分作りました。50部くらいは作ったでしょうか。 この表紙は誰が書いたんだったっけなあ。 はるか昔の、ガリ版印刷の冊子でした。印刷物へのあこがれを持っていました。自分たちの作品を、自分たちの力で作るというのは、何だか魅力的でした。みんな、学校の勉強で忙しいのに、よくぞムダな遊びをしていたものです。 とても楽しかった思い出があります . . . 本文を読む
今日も四時から目が覚めました。とんでもないジイさん生活を送っています。寝るのも早かったから、このまま起きていようと思います。 昨日も、同じようにこの時間は起きてたかもしれません。お休みだから、わがままな生活ペースでやっているというところかな。 昨日、すぐには朝食を食べなくて、妻がドラマを見ているのを邪魔しないために、ジャムを作ることにしました。 妻は、「おしん」をちゃんと見たことがなかったそうで . . . 本文を読む
ずっと楽しませてもらってたラグビー・ワールドカップは、先ほど終了して、南アフリカが3回めの優勝を果たしました。南アフリカはディフェンスが強かったですし、スクラムでイングランドを圧倒しました。 スクラムというのは、フラットな状態でボールを落ち着かせて、再び体がぶつかり合うための起点になるものでした。ですから、屈強な8人の男たちが組み合って、それぞれの技を駆使して押したり引いたりキープしたりするもの . . . 本文を読む
黄昏ではないと思うんです。でも、朝ではありません。おそらく、昼下がり。 私は、午後の光の中にいる。人生はそんなに長くはない。いや、何十年という歳月だって、あっという間に過ぎていくものです。 いつかたそがれて、やがては真っ暗な闇の中に取り込まれていく。まあ、それは分かっているけれど、でも、今はまだだと思いたい。 昔から秋の夕暮れは心ときめくものがありましたが、最近は特に昼下がりの光に包まれていると . . . 本文を読む
ようやく天気も落ち着いてきました。 ツバメたちも、そういう穏やかな日和というのを待っていたのでしょう。 2日前、30日の朝にはツバメたちはいました。50羽が電線にズラリと並んで会議をしているようでした。この子たちは耳がいいから、遠く離れた真横からでも聞き取れるようで、静かでかつ慎重な会議は進行していったようです。 そして、11月になったら、みんないなくなってしまいました。 いつかそういう時が来る . . . 本文を読む