どこで見つけた文章だったのか、海岸好きの私は、ウキウキしながら打ち込んだんでしょう。「浜」というのを定義してくれていて、スカッとする思いでした。お父さんの太宰治さんも、こんな切れ味のいい文章を書いたでしょうか。もう少しグズグズするところがあった気がするんだけど、違ってたかな。★ 浜 海と陸の接線を、人は海岸と呼び、陸岸とは呼ばない。浜も、水の領域の文字である。他の国の言葉ではどのようになっている . . . 本文を読む
久しぶりにネクタイをした。何か月ぶりなんだろう。 今は12月で、あちらこちらでツリーの点灯イベントもあるし、少しだけクリスマス気分に浮かれて、赤と緑のネクタイにしてみた。ネクタイピンはいつものところに見つからず、こんなに久しぶりなので、どこかに隠れているようだった。だから、タイピンなしで上着のボタンをしめて過ごすことにした。 それにしても、あまりにネクタイをすることもなくて、スーツもズボンが入 . . . 本文を読む
中勘助さんという『銀の匙』という小説が知られている作家さんがいます。詩も書いておられて、その詩集を昨日やっと読み終えました。 有名な方たちを題材にした、子どもたちに聞かせるような、おとぎ話のような詩を書いておられます。でも、今の子には、何のことやら、わからないでしょうね。題名は「墳」とだけあります。「つか」と読むのか、「はか」と読むのか、それとも「ふん」なんだろうか。 墳あるとき子貢が孔子に . . . 本文を読む
なかなか他人様の俳句なんて、スンナリ納得できるものではありません。そして、どんなにエライ俳句の先生が褒めておられても、「ああ、そんなものか」と思うだけで、私みたいな凡人にはちっとも心に残らないし、すぐに忘れてしまうものなんでしょう。 だったら、永遠に他人の俳句がわからない、そういう恐ろしさもあります。私たちは、どんなに心を込めて作ったとしても(語りかけたとしても)、相手の心に届かない生き物なのか . . . 本文を読む
昨日の夕方まで、どこにも行かないでずっとおうち遊びばかりしていました。 反省して、西日とその裏から撮る鉄道というテーマで、この辺りかなあという適当な場所まで歩いてきました。 表紙の写真は、その一枚目です。新しいカメラは、連写の仕方さえもまだ知らなくて、目の前を通る時にポイポイと撮るだけです。 カメラは、遠近の切り替えをする暇もなくて、チャンスをゆとりもなく撮ります。 窓の向こうに、松阪の名山の堀 . . . 本文を読む
今は10日の土曜日の夜です。睡眠不足で、グランプリファイナルの女子の三原舞衣ちゃん(23)を見ようと待っていましたが、しばらく寝てしまいました。自分でも顔が脱力してダラダラに共鳴しているのがわかりました。そういう自分の鳴動で目が覚めたのかもしれない。 とりあえず舞衣ちゃんのショートを見て、納得してパソコンを開きました。彼女は私の知らないところでものすごく苦しい思いをして、一年間はフィギュアスケー . . . 本文を読む
ラジオ体操がイヤになったのは、中学の時のことだと思う。 小学校までは、何ということもなく体操していた。カラダにいいことだし、カラダのあちらこちらを動かすということは、それなりに楽しいものだったはず。 中学でも、同じように体操をしようとしていた。いや、生意気なころではあるから、私なりにカッコつけてたか、人の視線を気にしつつ必死になっていないようにしていたかもしれない。自分のカラダを躍動させるなんて . . . 本文を読む
こんなことを抜き書きしていました。30年以上昔の私は、もう何でも見てやろう精神があったんでしょう。もちろん、限界はたくさんあるので、狭い世界の中であれこれ見たがっていたようです。 岡本太郎さんが縄文土器について書いておられました。 私が本当に「日本」を身をもって発見したと思ったのは戦後であった。ある日、偶然、上野の博物館で、初めて縄文土器の異様な美に触れ、全身が膨れ上がった。底の底から戦慄した。 . . . 本文を読む
ワールドカップのことをもう少し書きます。 他のことも書きたかったけれど、もう酔っぱらってるし、フラフラだから、サッカーのことです。 この二日ばかり、ホットウィスキーを飲んでいます。体も寒くなって、帰ってきて、元気もなくなっているのに、ホットウィスキーをちびちび飲んでいたら、何となく元気になってきます。二日酔いもしないし、割とよく眠れるし、なかなかいい感じです。 でも、すぐに飽きてしまうかなあ。た . . . 本文を読む
昨夜は20時くらいから一度寝てみることにしました。目覚ましはかけなかった。どうせ、グッスリ眠れないのだし、すぐに目が覚めるから、目が覚めたらテレビを見ようと決めました。 そうしたら、奥さんが「グーグー言ってるけど、見ないの?」と起こしてくれました。彼女も見ることにしたようでした。 さあ、静かにテレビを見始めました。翌日は仕事もあるし、5時半起きだし、終わったらすぐに寝るつもりでした。でも、たぶん . . . 本文を読む
古いカード入れから、取り出して打ち込むことにしました。30年ぶりの出会いみたいな、懐かしい感じがあります。1・メタセコイア メタセコイア(和名・アケボノスギ)は高さ30m余りになるスギ科の落葉高木。約五千万から百万年前に栄え、北半球各地で化石が見つかっていたが、北米大陸に現存する常緑の大木、セコイアの同属と考えられていた。 ところが、昭和16年、当時京大講師だった三木茂博士が、化石の研究から①葉 . . . 本文を読む
昨日の夕方、玉乗りウサギに色を塗っていました。なんとまあ、のん気な休日です。ついでにラジオマンジャック(NHK-FM)を聞いていました。音楽聞きながら何かをするなんて、何だか昔っぽくていい感じでした。 たまたま70年から90年代までのディスコ音楽をかける、みたいな雰囲気でついでにマイケル・ジャクソンの「スリラー」の40周年を記念した新しいアルバムの紹介もしていて、大ヒットアルバムからそれほどの歳 . . . 本文を読む
自然のことばシリーズももうすぐ終わりです。時々しか載せていませんけど、もっと本当はたくさんあるし、気づかないところに自然のことばがありますね。 さて、今回は次のことばはどんな行為・行動ですか、という質問になっています。選択肢から探してみてください。41【手塩にかける】……手に塩をかけるとは、お相撲さんですか? 清めの塩ですか? 違いますね。お漬物とか、料理とかに関係が . . . 本文を読む
今日、今から、大阪の実家に行きます。日帰りの予定です。朝から早起きしてサッカーも見て、何もかもしてしまった感じですから、寝てしまいそうなくらいです。 というんで、新聞で見つけた指揮者の井上道義さんのことばをメモしておきます。 指揮は見せるものじゃない、なんてストイックなことをいう人もいるけど、お客さんは見てもいるわけだからね。 ただね、踊るのとは全く違うんだ。音楽に触発されて自ら動くのがダンサー . . . 本文を読む
父が十代後半の母を大阪へ連れて行くことになったのも、映画帰りの夕方だったということでした。そこで父は、母の保護者に当たる伯母さんに懇願して、連れて行っていいかどうか、できれば連れて行きたいと伝え、伯母さんはまだ若い母だったので、一ぺんに結婚まで行かなくていいから、少しずつ進めなさいとアドバイスをしてくれて、母は大阪に父と来たけれど、すぐに「赤ちょうちん」や「神田川」の70年代スタイルに突入せず、 . . . 本文を読む