昨日の夕方、玉乗りウサギに色を塗っていました。なんとまあ、のん気な休日です。ついでにラジオマンジャック(NHK-FM)を聞いていました。音楽聞きながら何かをするなんて、何だか昔っぽくていい感じでした。
たまたま70年から90年代までのディスコ音楽をかける、みたいな雰囲気でついでにマイケル・ジャクソンの「スリラー」の40周年を記念した新しいアルバムの紹介もしていて、大ヒットアルバムからそれほどの歳月が過ぎていて、私はこんなクタクタになっていて、マイケルはもうこの世にいなくて、それなのに「スリラー」は何とも新鮮で、今の世の中にこんな音楽を作れる人がいるのだろうか、なんて考えてたけれど、そんなことを考えることがジジくさいし、若い人は「スリラー」なんて、何とも感じないかもしれない。
人の心に入り込むって、なかなか難しいものなのだと思いました。未公開音源の中に「スターライト」というのがあって、「スリラー」と同じメロデイに「スターライト」が入っていて、ゾンビたちみたいな亡霊や迷える魂が、「星の光が必要だ」なんて叫ぶ歌のようでした。
それはやはり、クインシー・ジョーンズさんと相談のうえで、「それよりも、もっと怖いもの、ストレートなものがいいね、星の光は別に妖しいものたちだけが求めるんじゃなくて、みんなが望むものだもんね」とか、話し合ったんでしょうか。
昔のディスコ音楽を聞いているうちに(うちの奥さんなんかは、ずっと「刑事コロンボ」を見てたんですね。彼女はああいうのも見ることができます。私は、イラチなので、見ることができません)、ノリノリになって来たらしく、ラジオマンジャックのリクエストコーナーをパソコンで開いて書き込んだけれど、そんな時間内に私のつまらない投稿は、当然のことながら採用されることなく、私の「ロコ・モーション」のリクエストは消えて行きました。
そもそも、どうして「ロコ・モーション」なんでしょう。
Everybody's doing a brand new dance now
(Come on, baby, do the loco-motion)
(Come on, baby, do the loco-motion)
さあさ、みなさん、新しいダンスを今からやってみましょう。
(さあ、よってらっしゃい、移動運動をしてくださいよ)
「ロコ・モーション」って、移動運動ということなのかな。それだけのことですか。深い意味はないの? ノリが大事なんでしょうね。
I know you'll get to like it if you give it a chance now
(Come on, baby, do the loco-motion)
(Come on, baby, do the loco-motion)
あなたが今それをやってみたら、あなたはすぐそれが好きになりますよ、絶対にそうなんですから。
(さあ、みなさん、移動運動をしてくださいよ、ヘイ、ベイビーなんだから!)
とんでもないことが始まりました。移動運動って、今の私からしてみたら、老人施設のみんなの体操みたいな感じですよ。強制的というのか、いやいやさせられてる感じで、口なんかひん曲がって、「どうしてこんなことしなくちゃいけないんだよ」と文句を言いますよ。
(さあ、みなさん、移動運動をしてくださいよ、ヘイ、ベイビーなんだから!)
とんでもないことが始まりました。移動運動って、今の私からしてみたら、老人施設のみんなの体操みたいな感じですよ。強制的というのか、いやいやさせられてる感じで、口なんかひん曲がって、「どうしてこんなことしなくちゃいけないんだよ」と文句を言いますよ。
優しくてきれいなインストラクターが必要だな。そうしたら、目をキラキラさせてやるかもしれないけど。
My little baby sister can do it with ease
It's easier than learning your A-B-C's
So come on, come on, do the loco-motion with me
It's easier than learning your A-B-C's
So come on, come on, do the loco-motion with me
私の小さな妹だってできちゃいますよ、簡単です。
ABCを口ずさむよりも簡単ですよ
さあ、さあ、私と一緒に移動運動をしてくださいな、簡単なんですよ。
さあ、さあ、私と一緒に移動運動をしてくださいな、簡単なんですよ。
You gotta swing your hips now
Come on, baby
Jump up, jump back
Well, I think you've got the knack, whoa, whoa
Come on, baby
Jump up, jump back
Well, I think you've got the knack, whoa, whoa
あなたは今あなたのおしりをゆすらないといけないです、ダンスですから。
ねえ、こんな感じです。
跳んで、跳んでみて
ほらね、もうコツをつかんだでしょ、そういう感じですよ。いいですね。
この曲は、1962年にジェリー・ゴフィンが作詞、奥さんでシンガーソングライターのキャロル・キングさんが作曲して、リトル・エヴァという歌手が歌って世に出ています。それから何人もの人がカバーしていて、私は1974年のグランドファンクというバンドがカバーしてビルボード1位になったバージョンを聞いて育ちました。
てっきり彼らがオリジナルだと思っていましたが、違ってたみたいです。この曲はこのバンドの最大のヒット曲だったそうで、確かに彼らの安いベストアルバムを買ったら、どれもズッコケる内容で、私はグランドファンクに何を期待してたんだか、という感じでした。
1987年にオーストラリアのカイリー・ミノーグという女の子が、この曲でデビューして、そのまま世界的なアーチストになったということですが、私はそんなの知らなかった。もう、「ロコ・モーション」は必要なかったのかもしれません。グランドファンクのノリの方がステキに感じられたみたいです。
そんなことをリクエストしてみたんですね。
はい、そうでした。そんなムダなことばかりしています。