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私の育った田舎では「ぼんおどり」は村の一大イベント。お盆の三日間、村中の家を練り歩く。(農家で何処も敷地が300坪以上有った。)
大きな傘にティッシュで作った赤や青の花を飾り、笛や太鼓、三味線のお囃子方10人くらい。
踊り子はお化粧をして貰って、長いたもとの浴衣に頭には花を飾った花笠を被って、とても可愛かった。
大人は編み笠を被ります。(各家の庭の真ん中に縁台が有って、そこに大きな傘を中心にして囃子方が座る)
13日はお寺さんでまず踊った後新盆の家へ(100軒位ので新盆の家が3~4軒有った)
「お花の御礼もうしあげまあす、○○様より金一封ーー」「まーたまたーお花の御礼~~~」夜空に響く口上!!
ジュースやお菓子で袂を膨らませて、三晩踊り明かしたものです。
今では、踊り子も少なくなって13日新盆の家で踊りますが、後は広場で踊ります。
昔踊った田舎の盆踊りは今でも踊れます。そこはかない情緒が有りました。
しかし、不思議なものでこのごろの踊りはすぐ忘れてしまいます。
舞台で踊ってる人の身振り手振りで、すぐ覚えるのですが家に帰ったら忘れてしまって,ご当地の○○踊りも順序さえ分からなくなります。で、翌日行くと自然に手足が動くのです。
何処でも、何時でも踊れるのは「炭坑節」だけ。。。。。
自分では「盆供養」の盆踊りだから、さっぱり忘れてまた来年覚える。それでいいと思ってる!!
今年も、18~19日と自治会ので踊って,20日はよその自治会で踊らせて貰いました。
後は26~27日と松葉町会のが残ってます。 それで今年の踊り納めです。
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* 花は 鹿子百合(これも母の形見 10本で60数輪花をつけます)