「宮本輝著 灯台からの響き」を読みました。
内容 は、とにかく私の心に響いたのは
主人公のラーメン屋に対しての幼馴染の友人の言葉。
「お前と話していると面白く無くて、腹が立ってくるんだ。なぜ面白くないか?
お前が知っているのはラーメンのことだけなんだ。じゃあ職人と呼ばれる職業の人間はみんな面白くないのか?
そうじゃない、お前に『雑学』ってものが身についてないからさ。(中略)
とにかく本を読むんだ。小説・評論・詩・名論文・歴史書・数学・科学・建築学・生物学・地政学・に関する書物
なんでもいいんだ・雑学を詰め込むんだ。活字だらけの書物を読め。
優れた書物を読み続ける以外に人間が成長する方法は無いぞ」
言われた主人公が店の常連客の学者さんに「どんな本を読んだら良いか?」と尋ねます。
「学者は、島崎藤村「夜明け前」・ビクトルユーゴ「レ・ミゼル」・アレクサンドル・デュマ「モンテクリスト伯」
森鷗外「渋江抽斎」これらの本を読み切ったら、後は何でもよい。」と答えます。
これらの本を何度も読んだ後、彼の蔵書は800冊になります。
「神の歴史」なんだか難しそうな本を愛読書みたいに、何度も読んでいます。
これらの本が、作者の推薦書だとすると、「私も読んでみよう。」と、思いました。
「夜明け前」「レ・ミゼラブル」は高校時代読みました。
渋江抽斎は(ちょっと難しそうだから、後回し)
「モンテクリスト伯」は、(巌窟王)として中学生頃に読んだ記憶がありますが
まずは、これから読んでみようと図書館に行きましたが、市の図書館・本館分館を含めて18館ありますが
この本が有ったのは1館だけ、それも「岩波文庫のワイド版」文庫本よりサイズが大きく活字も大きく
2018年に第1刷発行となっています。
早速予約をしました。
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