おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の395ページ「第 2-6-5 図 経常利益率、自己資本比率に基づいた中小企業の分類」をみましたが、今日は397ページ「第 2-6-6 図 売上高経常利益率の推移」をみます。
下図から売上高経常利益率の推移について全産業の推移を見ると、「稼げる企業(①)」は、高い水準で推移していることが分かります。
この結果について白書は、他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、2004年から2009年にかけては、「経常利益率の高い企業(②)」と近い値で推移していたが、2010年以降は、「経常利益率の高い企業(②)」よりも低い値で推移しており、かつ、減少傾向にあることが見て取れる。
加えて、「稼げる企業(①)」と「自己資本比率の高い企業(③)」を比較すると、その差は拡大傾向にあることも分かる。
業種別に見ると、製造業では、「自己資本比率の高い企業(③)」は、2009年頃までは、「経常利益率の高い企業(②)」と同等の水準に位置していたが、2010年以降は、全産業の動きと同様、「稼げる企業(①)」や「自己資本比率の高い企業(③)」より低い値で推移しており、かつ、減少傾向にあることが見て取れる。
非製造業では、「稼げる企業(①)」の水準が相対的に高位置にあることが特徴の一つである。
他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」を見ると、2004年から2013年までの10年間においては、「経常利益率の高い企業(②)」よりも低い位置で推移していることが分かる、とあります。
ま、数字を追っていくとこのような解説となるのは分かりますが、もう一歩踏み込んで欲しいですね。読み進んでいきましょう!
昨日は中小企業白書(2016年版)の395ページ「第 2-6-5 図 経常利益率、自己資本比率に基づいた中小企業の分類」をみましたが、今日は397ページ「第 2-6-6 図 売上高経常利益率の推移」をみます。
下図から売上高経常利益率の推移について全産業の推移を見ると、「稼げる企業(①)」は、高い水準で推移していることが分かります。
この結果について白書は、他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、2004年から2009年にかけては、「経常利益率の高い企業(②)」と近い値で推移していたが、2010年以降は、「経常利益率の高い企業(②)」よりも低い値で推移しており、かつ、減少傾向にあることが見て取れる。
加えて、「稼げる企業(①)」と「自己資本比率の高い企業(③)」を比較すると、その差は拡大傾向にあることも分かる。
業種別に見ると、製造業では、「自己資本比率の高い企業(③)」は、2009年頃までは、「経常利益率の高い企業(②)」と同等の水準に位置していたが、2010年以降は、全産業の動きと同様、「稼げる企業(①)」や「自己資本比率の高い企業(③)」より低い値で推移しており、かつ、減少傾向にあることが見て取れる。
非製造業では、「稼げる企業(①)」の水準が相対的に高位置にあることが特徴の一つである。
他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」を見ると、2004年から2013年までの10年間においては、「経常利益率の高い企業(②)」よりも低い位置で推移していることが分かる、とあります。
ま、数字を追っていくとこのような解説となるのは分かりますが、もう一歩踏み込んで欲しいですね。読み進んでいきましょう!