おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の379ページ「第 2-5-93 図 経営支援サービスの連携状況」をみましたが、今日は380ページ「第 2-5-94 図 経営支援サービスにおいて他者との連携ができない理由」をみます。
下図から金融機関の業態別に、それぞれ経営支援サービスの取組が低い3項目について、連携ができていない理由を見ていくと、都市銀行では他の業態に比べて「連携する必要がない」と回答している金融機関の割合が高いものの、「製品・サービス開発支援」や「研究開発支援」では、「連携すべき先が見つからない」と回答した金融機関の割合が高くなっていることが分かります。
また、地方銀行・第二地方銀行では連携する必要性を感じながらも、「連携すべき先が見つからない」と回答した金融機関の割合が高く、信用金庫・信用組合では「連携のための内部体制が整わない」と回答した金融機関の割合が高いことが分かります。
この結果について白書は、都市銀行や地方銀行・第二地方銀行では、連携を行うための体制が整いつつあるものの、連携すべき先が見つからないことから連携できていない様子がうかがえる。
他方で、信用金庫・信用組合では、5割を超える金融機関が内部体制を理由に連携ができない状況であり、限られた人員の中では内部体制を整えることも容易ではないことが推察される。
このように、金融機関が企業の全ての経営課題に対して支援を行うことは難しく、他者との連携による支援が望ましいが、一部の経営資源が限られている金融機関には、その連携体制を整えることも困難な状況にある。
こうした状況を打開するには、金融機関だけではなく、連携すべき専門家や専門機関からも金融機関への歩み寄りが必要であると考えられる、とあります。
ときたま、連携すべき相手が見つからず、全く専門性がない分野でも支援を頼まれることがあるので、これは現場でも感じる課題・問題点ですね。
歩み寄りが必要とありますが、どのようにすべきなのでしょうか。明日、見ていきます!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の379ページ「第 2-5-93 図 経営支援サービスの連携状況」をみましたが、今日は380ページ「第 2-5-94 図 経営支援サービスにおいて他者との連携ができない理由」をみます。
下図から金融機関の業態別に、それぞれ経営支援サービスの取組が低い3項目について、連携ができていない理由を見ていくと、都市銀行では他の業態に比べて「連携する必要がない」と回答している金融機関の割合が高いものの、「製品・サービス開発支援」や「研究開発支援」では、「連携すべき先が見つからない」と回答した金融機関の割合が高くなっていることが分かります。
また、地方銀行・第二地方銀行では連携する必要性を感じながらも、「連携すべき先が見つからない」と回答した金融機関の割合が高く、信用金庫・信用組合では「連携のための内部体制が整わない」と回答した金融機関の割合が高いことが分かります。
この結果について白書は、都市銀行や地方銀行・第二地方銀行では、連携を行うための体制が整いつつあるものの、連携すべき先が見つからないことから連携できていない様子がうかがえる。
他方で、信用金庫・信用組合では、5割を超える金融機関が内部体制を理由に連携ができない状況であり、限られた人員の中では内部体制を整えることも容易ではないことが推察される。
このように、金融機関が企業の全ての経営課題に対して支援を行うことは難しく、他者との連携による支援が望ましいが、一部の経営資源が限られている金融機関には、その連携体制を整えることも困難な状況にある。
こうした状況を打開するには、金融機関だけではなく、連携すべき専門家や専門機関からも金融機関への歩み寄りが必要であると考えられる、とあります。
ときたま、連携すべき相手が見つからず、全く専門性がない分野でも支援を頼まれることがあるので、これは現場でも感じる課題・問題点ですね。
歩み寄りが必要とありますが、どのようにすべきなのでしょうか。明日、見ていきます!!