“こだま”705号、名古屋行きの先頭車に乗車。
その前に東京駅構内で、巡回中の同僚に見つかる。
お土産をせびられたので、大石寺のリーフレットでも添えて富士山サブレーでも買って行ってやろう。
さすがにN700Sではなかったけども、N700Aであった。
で、JR西日本の車両であることがJRマークの色で分かる。
従って車内チャイムも、“いい日旅立ち・西へ”が流れる。
JR西日本の車両であるが、名古屋で折り返して東京に戻る運用のようだ。
新富士駅に無事到着。
新富士駅富士山口から路線バスで富士駅へ。
“しおかぜ”号に乗る。
“しおかぜ”号の路線図と時刻表はこんな感じ。
1時間に2本くらいの割合で来る。
“こだま”も1時間に2本なので、それに合わせたダイヤなのだろう。
“しおかぜ”号。
多くは中型バスで運転される。
富士駅から身延線で西富士宮駅へ。
身延線の普通列車は313系で運転されるのがセオリー。
この線路を、かつては“創価臨”または“創臨”と呼ばれる創価学会専用列車が運転されていた。
映像で見た限り、165系で運転されていたようだ。
東海道本線静岡地区用の313系と違い、身延線ではボックスシート車が運用される。
但し、全ての電車がそうというわけではなく、中には東海道本線用のロングシート車も運用に入ることがある。
三門の様子を遠方から撮影。
既に仮囲いが解かれ、シックな様相を醸し出している。
奉安堂の外観も撮影したのだが、他の信徒さん達の顔が映り込んでしまったので、ここでは掲載を控えさせて頂く。
妙観講の歌に、「霧雨けむる大石ヶ原」という一節があるが、正しく奉安堂開門前の境内はそのような感じであった。
本日の参加者数は500名ほどとのこと。
意外と少ないと思ったが、九州や西日本では豪雨、首都圏ではコロナウィルスの感染者急増で、御登山を躊躇している方々もいらっしゃるのかもしれない。
尚、しばらくの間、布教講演や六壺における夕勤行に信徒の参加はできないとのこと。
幸い私は報恩坊所属なので、仏法に関する話は着山時に御住職から拝聴することができる。
そこで教わったのは、塔婆供養や御焼香のやり方について。
私は御受誡以来、一度も塔婆供養をしたことがない。
何故かって?
顕正会時代が長く、そもそもそんな習慣が無かったから。
……というのは表向きで、私は「自分の為に信心をしている」のである。
自分のことで精一杯で、とても(実家の家族を含めて)他人の為に追善供養などできないからというのが理由だ。
そこを御住職に諭された。
塔婆供養をして、何がどう変わるのかピンとは来ないが、そんなに良い物なのなら、次回の御登山時にやってみるか。
創価学会では、「形式は必要無い」と主張し、顕正会では、「坊主が金儲けの為にやっていることだ」と主張しているが、私はもう顕正会員ではないんだからな。
もっとも、「顕正会員は死ぬまで顕正会員」とはよく言ったものだ。
とても思考や習慣が、プロパー信徒のようにはなれないのもまた事実だ。
いやはや、御登山させられる度に考えさせられる。
法統相続が私には対象外ということが些事に思えてくるよ。
奉安堂では、入口で検温していた。
私は家を出る前に検温しており、その時の体温は36.1度だった。
ここでは36度ちょうど。
文句なしの平熱である。
堂内の座席も徹底したソーシャルディスタンス。
座席は2つ開けて1人座るという徹底ぶり。
もちろん、御僧侶方も猊下様もマスクを着用されていた。
猊下様の御説法だが、何か特別な事を言われるかなと思っていたが、「支部総登山を始め……」の文言が無いだけだった。
支部総登山は行われていないのだから、当たり前であるが。
大石寺第二ターミナルの高速バス乗り場。
新型コロナウィルス絡みのことで、何か貼り紙がされている。
バスのダイヤが変わったようだ。
停車停留所は変わらないのだが、途中休憩が足柄SAから海老名SAに変わった。
しかも、海老名SAでの休憩時間が30分も取られた。
東名高速は珍しく渋滞ゼロの状態で、時間的な余裕もあったからだろうか。
でもこんなに休憩時間を取ったら、調子に乗って乗り遅れが発生するんじゃないかと思ったが、やっぱりいた!
海老名サービスエリア。
東京駅日本橋口に到着したバス。
日野・セレガで運行された。
当たり車両で良かったが、どうもここ最近ヒュンダイ・ユニバースを見かけないと思っていたら富士宮営業所で寝ているのを見た。
今は休車扱いなのかもしれない。
おかげさまで大きなトラブルも無く、添書登山を終えることができた。
顕正会では「広宣流布の為と称して浅井会長の為」に信心しており、その反動で、「自分の為に信心する」ことを心掛けていたが、さすがに独りよがりになり過ぎてしまったようだ。
そこの所を反省点と踏まえ、もうちょっと四恩の1つである「一切衆生の恩」とやらに寄り添ってみたいと思った。