報恩坊の怪しい偽作家!

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“私立探偵 愛原学” 「夢の終わり」

2024-10-17 15:35:28 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[期日不明 時刻不明(夕方) 天候:晴 どこかの無人島&創価航空513便機内]

 私達は無事に生きている。
 ちょうど飛行機が胴体着陸するような形となり、最後には林に突っ込んで止まった。
 で、私達は飛行機から降りて救助を待っている。

 キャサリン(フィリピーナ)「ワオ!シャチョサン、オ魚焼クノ上手ネ~!」
 金持出須造「ワシ、こう見えて若い頃は料理人目指しとってん。こんなもんお茶の子さいさいやで~!」
 キャサリン「ステキ!シャチョサン、結婚シテ~!日本国籍欲シイネ~!」
 金持「はっはっは!婚前旅行に行ったかいがあったがな~!」

 リサ「先生、わたし達、どうなるの?」
 愛原「今、ジイさん達がコクピットの通信機器を直してる!修理が完了したら、救助を呼ぶぞ!」
 ジャック・シュラ・カッパー「あ、あの、ミスター愛原。通信機の修理、終わりましたですはい」
 愛原「じゃ、とっとと当局に無線送ってメーデーメーデー」
 ジャック「は、はい。人使い荒いっスね……」
 愛原「誰のせいでこうなったと思ってんだ、この野郎!大聖人様もイケダ先生も見限るぞ!」
 ジャック「ヒイッ!?そ、それだけは……!」
 愛原「貸せっ!俺が救助を呼ぶ!」

 私は通話機を手に取った。

 愛原公一「おー、学かー!ご苦労じゃったなー!」
 愛原学「はあ!?何で公一伯父さんが!?」
 公一「ようやくオマエを現実世界に引き戻す準備ができた!いいか?今まで夢の世界を駆け巡っていたから混乱するじゃろうが、次に目が覚めた時、そこは現実の世界じゃ!分かったな?」
 学「いや、そんな急に言われても……」
 公一「リサ!オマエの大好きな先生が生き返るんじゃぞ!強い電気ショックを与えてやりなさい!」
 リサ「はーい!」
 学「いきなり何言って……って、それ何!?俺、死んだことになってんの!?」
 リサ「美少女鬼娘のラブラブAED入りまーす!」
 学「何がラブラブAEDだ!?おぃ、やめろ!!」

 バリバリバリバリバリバリ

 学「ぎゃああああああ!!」

 リサに放電状態で抱き着かれ、私は高圧電流に包まれた。

[2023年5月31日22時02分 天候:晴 某病院船内]

 愛原「わあっ!?」

 私はここで目が覚めた。

 愛原「こ、今度はどこだ……!?」

 私はまたベッドの上に寝かされていた。
 周りを見渡すと、室内は暗い。
 しかし、私の左腕には点滴のチューブが刺さっており、どうも他の夢の世界とはまた違った状況だ。
 どうやら、病室の中らしい。
 1つ違うのは、他に入院患者らしき者は見受けられなかったことだ。
 他には、病室の割には、診察机や椅子などもあること。
 そして、室内がまるで船のように揺れていることだった。

 看護師「あっ、愛原さん!意識が戻りました!?」
 愛原「えっ?あっ……」

 扉が開いて、看護師と思しき女性が入って来た。
 そして、私が夢から覚めたと気づき、すぐに出て行った。
 それから、担当医師と思われる人物が入って来た。

 担当医「愛原さん、具合はどうですか?」
 愛原「んー……ずーっと眠っていたんですかね?そのせいで、頭が少しボーッとします。今のところは、それくらいですか」
 担当医「そうですか。結論から言うと、愛原さんの頭の手術は成功しています。脳には大きな影響はありません」
 愛原「本当ですか!」
 担当医「もう既に抜糸なども完了しています。明日には、下船できるでしょう」
 愛原「はい。……下船?ここはどこですか?」
 担当医「“青いアンブレラ”が保有する病院船『ブルーアンブレラ号』の船内です」
 愛原「“青いアンブレラ”!?」
 担当医「シーッ。いきなり興奮すると、傷口が開きますよ?」
 愛原「あっ、す、すいません……。で、でも、どうして私がそこへ?藤野にいたはずでは……?」
 担当医「因みに今日は5月31日の深夜です」
 愛原「5月31日!?わ、私は1週間ほどで退院できたはずでは?」
 担当医「そこが先方の見込みの甘さだったようで……。まあ、妨害が入ったというのもありますが」

 担当医の説明によれば、藤野で私が療養中、謎の武装集団が藤野の施設を襲撃しに来たという。
 武装警備員達は全滅、施設は地上の研修センター部分も含めて半壊した。
 BSAAの応戦は間に合わず、最初に駆け付けたのは“青いアンブレラ”。
 施設内に取り残されていた愛原を救助し、武装集団の猛攻を交わしながらヘリで脱出。
 海上に逃走し、用意していた病院船に収容して今に至る。

 愛原「まさか、自作自演じゃないでしょうね?」
 担当医「まさか。そんな手間暇掛けるくらいなら、先方に任せますよ。これは公にはなっていないのですが、“コネクション”のしわざではないかと見られています」
 愛原「あのコネクション……」
 担当医「翌日になりましたら、父島に接岸します。そこで改めて詳しい話をしますので、今夜の所は養生なさってください」
 愛原「父島……って?」
 担当医「今、この船は小笠原諸島付近を航行中です。何しろ、先方の捜査が煩わしくて。かといって、日本国外に出るわけにもいきませんし」

 このお医者さん、今サラッとヤバいこと言わなかった?
 もしかして私、行方不明扱いになってる?

 愛原「“青いアンブレラ”ということは、高野君や公一伯父さんは……?」
 担当医「父島でお待ちです。詳しい説明は、そちらからされますよ」
 愛原「因みに……家に連絡とかはできますか?」
 担当医「それは翌日までお待ちください」
 愛原「わ、分かりました」

 いや絶対、これ、東京じゃ、ヤベー騒ぎになってるだろー……。
 リサとか、発狂して暴走したりしてないか……それが心配だ。

 愛原「この船に、私の関係者は乗っていますか?」
 担当医「いえ、乗っていません。ここにいるのは“青いアンブレラ”の医療チームと、船の航行に携わる船員関係者のみです」
 愛原「翌日になれば、公一伯父さんや高野君には会えるのですね?」
 担当医「その予定です」

 担当医は大きく頷いた。
 ここは大人しく、従う他無いようだ。
 今のところ“青いアンブレラ”が敵対してきたことは無いが、かといって100%信用できる組織かとも言われれば、首を傾げる所でもある。
 取りあえず、トイレだけ行かせてもらって、もう1度床に就くことにした。
 トイレは別室にあったが、病院船ということもあってあまり窓は無く、トイレには辛うじて小さな丸窓があったが、そこから見た景色は、大海原であり、あの医師がウソを言っているわけではないことは分かった。
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2 コメント

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んっ?さんへ (雲羽百三)
2024-10-17 18:53:25
 こんばんは。

 例のたった2文字に反応されたようですね?w
 さすがは創価航空をハイジャックしたお笑いテロ組織、ヤング・ホーク団の団長さんでありますwww
 『アンドロイドマスターシリーズ』に続いて、今度は『私立探偵 愛原学シリーズ』にも出演頂きました。
 ハイジャックの手口が同じな所も、御本人様にそっくりでしょう?
返信する
こんにちは! (んっ?)
2024-10-17 16:56:04
百三さんが「シュラカッパー」を久しぶりに出すから
与同ブログで私の時と同じ文言で脅してる奴がいます。
同じ手口が上手くいくとでも思ってるんだろうか?
あの時,怖気づいて私をアク禁にした主さんも
どうせまたブラフだろうと思い反応しなかった。

何年経っても境涯の上がらない人達ですね?ww
同じ事の繰り返し,其れこそ六道輪廻なのですがww
返信する

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