[6月13日17時00分 天候:雨 東京都墨田区菊川2丁目 愛原学探偵事務所2階]
私は事務所の電話で、アンバーと連絡を取っていた。
しかし、リサが赤い瞳を光らせ、牙を剥き出しにして監視している。
アンバー「久しぶりのお客様ですので、とっても楽しみですぅ~!」
愛原「そ、それは光栄だね。ところで、キミのお友達から聞いてるよ。キミは顔は美人で、スタイルもとても良いと」
リサ「ム!」
アンバー「そんなぁ……!ちょっと成長が早かっただけですぅ~」
愛原「あー、もし良かったら、スリーサイズなんか教えてもらえると……」
リサ「先生ッ!」
バリバリバリバリバリバリバリ(リサの電撃が愛原に直撃)
愛原「ぎゃああああっ!」
奇しくも、外は再びのゲリラ豪雨による雷雨。
リサの電撃と同時に、外からも落雷があった。
私は感電したが、外の落雷で停電ということはなかった。
リサ「2度と電話して来ないで!」
リサは私から電話の受話器を奪い取ると、そう言い捨てて電話をガチャンと切った。
愛原「あ、相手の情報を得る為だよォ……」
リサ「何言ってるの!!」
その時、机の外線電話と違う所に設置されている内線電話が呼び出し音を鳴らす。
リサ「もしもし!?」
リサがその電話を取った。
パール「ああ、リサさんですか。申し訳無いのですが、夕食の準備を手伝ってもらえませんか?」
リサ「えー……わたし、先生の監視で忙しいしィ……?」
リサはジト目で私を見た。
愛原「も、もう事務所の仕事は切り上げるよ。明日の準備は、ほぼほぼできたし。パールの手伝いをしろよ」
リサ「むー……」
リサはそれでも不審顔。
リサ「えーと……」
リサは口をモゴモゴさせると、ペッと寄生虫を吐き出した。
白い大きなイモムシのような姿をしている。
それはカサカサと天井に這って行った。
リサ「私の代わりの監視役。分かるよね?」
リサの視界ジャック能力により、この寄生虫の視界をリサが見ることができる。
離れた所からでも監視できる優れもの。
この寄生虫自体に攻撃力などは殆ど無く、踏み潰したり、殺虫剤でも噴霧してやればすぐに死ぬ。
監視役だけでなく、相手の体内に戻り込ませ、下痢や嘔吐などの症状を引き起こさせることも可能。
一時期はリサの体内からいなくなったが、今もまた復活している。
リサの能力は『電撃』『火炎放射』『寄生虫操作』ということになる。
……どこが弱い鬼だ?
愛原「……はい」
寄生虫は上手く使えば、諜報活動に使えたりもするのだが。
リサはエレベーターに乗って、3階に上がって行った。
[同日18時00分 天候:雨 同地区内 愛原家3階ダイニング]
私も仕事を終えて、ダイニングにやってきた。
今日のメインディッシュは、豚肉の生姜焼き。
ばら肉ではなく、ロース肉を使った物だ。
今日は豚肉が安かったのだろう。
リサの皿は肉が大盛……いや、特盛だったが、これなら余ることは無いだろう。
明日はパールも一緒に行くことになる為、食材は余らない方が良い。
パール「先生、お疲れ様です。ビールを」
愛原「ああ、ありがとう」
リサ「わたしが注ぐねー!」
テーブルの向かいに座るリサが、身を乗り出して私のグラスにビールを注いだ。
体の線が出やすいTシャツを着ているが、まだ17歳ということもあって、成長期だな。
でも、胸はある程度大きくなってきたかも。
Gウィルスのヤツ、少しは宿主の成長ホルモンを解放したか?
パール「……それでは、宜しいでしょうか?」
愛原「そうだな。いただきます」
リサ「いただきまーす」
リサは早速、肉から行った。
愛原「明日は7時台の新幹線で現地に向かうから、寝坊しないように」
リサ「ー!」(←口の中に肉を頬張っている為、返事ができない)
パール「タクシーはアプリで予約しておきました。6時半くらいで良かったですか?」
愛原「そうだな」
リサ「むー……」
リサは私の方を見ていた。
それで何か考え事をしているようだが、私には鬼に睨まれているような感じがしてビックリした。
愛原「おっと!」
そのせいで箸を床に落としてしまった。
パール「大丈夫ですか、先生?」
愛原「す、すまん!手が滑ってしまった!」
私は急いでテーブルの下に潜り込み、落とした箸を拾った。
その際、向かい側に座るリサの下半身が目の前に見える。
リサは足を開いて座っていたので、スカートの中が見える。
……白!
珍しくリサのヤツ、白いショーツを穿いている。
いつもは黒やグレーや紺色なのに。
パール「どうしました、先生?」
愛原「い、いや、何でも無い!」
私は急いで箸を拾った。
パール「すぐ別の箸に交換します」
愛原「あ、ああ。すまんな」
拾った箸をパールに渡してリサを見ると、リサはニヤニヤ笑っていた。
愛原「大人をからかうんじゃない!」
リサ「え、何のこと?w」
リサは牙を覗かせてニッと笑った。
私服の下には、ブルマを穿かないのがリサの主義か。
愛原「新幹線は新富士駅で降りて、そこからレンタカーで向かうから」
パール「運転でしたらお任せください」
愛原「ああ、頼む」
その時、リサのスマホにLINEの着信があった。
リサ「おっと……どこからだ?」
リサはスマホを見た。
リサ「フム……なるほど」
愛原「また、『魔王軍』か?」
リサ「いや、違う。今週の金曜日、新聞部で毎年恒例の七不思議の特集をやるから、『七不思議を語る会』に参加しないかって。今度は語り部として参加するのもアリかなぁ?」
愛原「オマエは停学中だろうが」
リサ「授業はダメだけど、部活の手伝いくらいならいいでしょ?」
愛原「そこまでは禁止されていないと思うが……」
リサ「じゃ、決まりだね」
愛原「騒ぎを起こすなよ?」
リサ「今やもう、『七不思議』の中心人物、ほぼほぼわたしだからね」
愛原「それなぁ……」
だったら語り部ではなく、イベントキャラとして登場する方がいいんじゃないかと思うが……。
私は事務所の電話で、アンバーと連絡を取っていた。
しかし、リサが赤い瞳を光らせ、牙を剥き出しにして監視している。
アンバー「久しぶりのお客様ですので、とっても楽しみですぅ~!」
愛原「そ、それは光栄だね。ところで、キミのお友達から聞いてるよ。キミは顔は美人で、スタイルもとても良いと」
リサ「ム!」
アンバー「そんなぁ……!ちょっと成長が早かっただけですぅ~」
愛原「あー、もし良かったら、スリーサイズなんか教えてもらえると……」
リサ「先生ッ!」
バリバリバリバリバリバリバリ(リサの電撃が愛原に直撃)
愛原「ぎゃああああっ!」
奇しくも、外は再びのゲリラ豪雨による雷雨。
リサの電撃と同時に、外からも落雷があった。
私は感電したが、外の落雷で停電ということはなかった。
リサ「2度と電話して来ないで!」
リサは私から電話の受話器を奪い取ると、そう言い捨てて電話をガチャンと切った。
愛原「あ、相手の情報を得る為だよォ……」
リサ「何言ってるの!!」
その時、机の外線電話と違う所に設置されている内線電話が呼び出し音を鳴らす。
リサ「もしもし!?」
リサがその電話を取った。
パール「ああ、リサさんですか。申し訳無いのですが、夕食の準備を手伝ってもらえませんか?」
リサ「えー……わたし、先生の監視で忙しいしィ……?」
リサはジト目で私を見た。
愛原「も、もう事務所の仕事は切り上げるよ。明日の準備は、ほぼほぼできたし。パールの手伝いをしろよ」
リサ「むー……」
リサはそれでも不審顔。
リサ「えーと……」
リサは口をモゴモゴさせると、ペッと寄生虫を吐き出した。
白い大きなイモムシのような姿をしている。
それはカサカサと天井に這って行った。
リサ「私の代わりの監視役。分かるよね?」
リサの視界ジャック能力により、この寄生虫の視界をリサが見ることができる。
離れた所からでも監視できる優れもの。
この寄生虫自体に攻撃力などは殆ど無く、踏み潰したり、殺虫剤でも噴霧してやればすぐに死ぬ。
監視役だけでなく、相手の体内に戻り込ませ、下痢や嘔吐などの症状を引き起こさせることも可能。
一時期はリサの体内からいなくなったが、今もまた復活している。
リサの能力は『電撃』『火炎放射』『寄生虫操作』ということになる。
……どこが弱い鬼だ?
愛原「……はい」
寄生虫は上手く使えば、諜報活動に使えたりもするのだが。
リサはエレベーターに乗って、3階に上がって行った。
[同日18時00分 天候:雨 同地区内 愛原家3階ダイニング]
私も仕事を終えて、ダイニングにやってきた。
今日のメインディッシュは、豚肉の生姜焼き。
ばら肉ではなく、ロース肉を使った物だ。
今日は豚肉が安かったのだろう。
リサの皿は肉が大盛……いや、特盛だったが、これなら余ることは無いだろう。
明日はパールも一緒に行くことになる為、食材は余らない方が良い。
パール「先生、お疲れ様です。ビールを」
愛原「ああ、ありがとう」
リサ「わたしが注ぐねー!」
テーブルの向かいに座るリサが、身を乗り出して私のグラスにビールを注いだ。
体の線が出やすいTシャツを着ているが、まだ17歳ということもあって、成長期だな。
でも、胸はある程度大きくなってきたかも。
Gウィルスのヤツ、少しは宿主の成長ホルモンを解放したか?
パール「……それでは、宜しいでしょうか?」
愛原「そうだな。いただきます」
リサ「いただきまーす」
リサは早速、肉から行った。
愛原「明日は7時台の新幹線で現地に向かうから、寝坊しないように」
リサ「ー!」(←口の中に肉を頬張っている為、返事ができない)
パール「タクシーはアプリで予約しておきました。6時半くらいで良かったですか?」
愛原「そうだな」
リサ「むー……」
リサは私の方を見ていた。
それで何か考え事をしているようだが、私には鬼に睨まれているような感じがしてビックリした。
愛原「おっと!」
そのせいで箸を床に落としてしまった。
パール「大丈夫ですか、先生?」
愛原「す、すまん!手が滑ってしまった!」
私は急いでテーブルの下に潜り込み、落とした箸を拾った。
その際、向かい側に座るリサの下半身が目の前に見える。
リサは足を開いて座っていたので、スカートの中が見える。
……白!
珍しくリサのヤツ、白いショーツを穿いている。
いつもは黒やグレーや紺色なのに。
パール「どうしました、先生?」
愛原「い、いや、何でも無い!」
私は急いで箸を拾った。
パール「すぐ別の箸に交換します」
愛原「あ、ああ。すまんな」
拾った箸をパールに渡してリサを見ると、リサはニヤニヤ笑っていた。
愛原「大人をからかうんじゃない!」
リサ「え、何のこと?w」
リサは牙を覗かせてニッと笑った。
私服の下には、ブルマを穿かないのがリサの主義か。
愛原「新幹線は新富士駅で降りて、そこからレンタカーで向かうから」
パール「運転でしたらお任せください」
愛原「ああ、頼む」
その時、リサのスマホにLINEの着信があった。
リサ「おっと……どこからだ?」
リサはスマホを見た。
リサ「フム……なるほど」
愛原「また、『魔王軍』か?」
リサ「いや、違う。今週の金曜日、新聞部で毎年恒例の七不思議の特集をやるから、『七不思議を語る会』に参加しないかって。今度は語り部として参加するのもアリかなぁ?」
愛原「オマエは停学中だろうが」
リサ「授業はダメだけど、部活の手伝いくらいならいいでしょ?」
愛原「そこまでは禁止されていないと思うが……」
リサ「じゃ、決まりだね」
愛原「騒ぎを起こすなよ?」
リサ「今やもう、『七不思議』の中心人物、ほぼほぼわたしだからね」
愛原「それなぁ……」
だったら語り部ではなく、イベントキャラとして登場する方がいいんじゃないかと思うが……。
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