杉本章子(著)
17才で金物問屋に嫁いで8年
子宝に恵まれず肩身の狭い思いをしていた「おこう」
それがある日、夫の子だと乳飲み子を抱いて幼馴染のおけいが乗り込んで来た !
「起き姫」とは、起き上がり小法師。
「おきあがりこぼし」・・・小さいころから不思議な言葉だと思っていた。
「おきあがりこぶし」なのか「こぼし」なのか。
はたまた、どんな意味なのか。
だるまの形でセルロイドでできていた人形。
ころがると「コロン、コロン」と音がする。
この年にして「起き上がり小法師」と漢字で書くのを知ったよ(笑)
「口入れ屋」とは人材派遣業のこと。
時代小説を読むと、いろんなことを知ることができて楽しい。
おこうは金物問屋を離縁され、実家に帰るものの、そこで待ち受けていたのはおこうの手切れ金を当てにしていた兄夫婦。
何とも言えない人間模様。
しかし、おこうは負けない。
乳母だった「おとわ」を頼りに口入れ屋「三春屋」を継ぐ。
そこで繰り広げられる江戸庶民の喜悲こもごもの人情話。
何も持たないおこうが幸せを掴んでいく。
同じ女として、なんと嬉しいこと!
どんどん、ますます幸せになって!と願わずにはいられません。
決して転ぶことなく、何度も立ち上がる、
まさに「起き姫」そんなおこうの生き方です。
毎日暑い日が続きますね。
お変わりございませんか?
私もフーフー言いながら生きています。
声をかけてくださってありがとうございます。
そろそろ更新しなくては(笑)
暑さはこれからです
夏バテしないように!