伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「戸籍の広域化」の議案に反対しました

2024-02-29 00:24:04 | 政治
3月1日から戸籍謄本が全国の役所の窓口で申請できます。
本来なら12月議会に上程されるべき案件でしたが、
2月議会にずれ込んだのは、事務量を慎重に判断し、
受け付けられる窓口を志津出張所と市役所本庁窓口だけ
と判断した、という事でした。
一見どこでも戸籍が取れるというのは便利なようですが、
不正取得されたら大問題です。
私たちのプライバシー権の侵害につながりかねない、
戸籍の広域化の問題点を指摘し、反対しました。

議案20号 佐倉市手数料条例の一部を改正する条例
の制定について反対の立場から討論します。
戸籍法の改正に伴い本籍地以外での戸籍謄本等の広域交付
が可能になることから、手数料を改正するもので、
3月1日施行のため開会日に先議決するものです。

2019年5月に改正された戸籍法により、戸籍の原本は
市区町村が、副本を法務省が管理するようになりました。
戸籍は高度の個人情報を含むことから、自治体間や
年金事務所などとの間で戸籍情報は共有ができなかった
ものを、副本を法務省の管理システムネットワークで
つなぐことで、本籍地以外の自治体も戸籍データを
利用できるようにしたためです。

改正の主な内容は、戸籍証明書の広域交付、
戸籍電子証明書提供用識別符号の交付、
届書等情報内容証明書の交付及び閲覧です。
今後、各種社会保障手続きの際、申請書と併せて
申請人等のマイナンバーを提示する事で、
行政窓口で親子関係や婚姻関係等の戸籍関係情報
を確認することができるようになるため、
戸籍証明書等の添付が不要となる、との事です。

戸籍には極めてプライバシーの高い情報がつまっています。
情報は集積されるほど利用価値が高まり、
攻撃されやすくなります。
情報漏洩を防ぐことなど到底不可能であり、
これまでのマイナンバー情報の漏洩問題を
見ても明らかです。

今回の事務手数料改正に関わる戸籍事務で
マイナンバーは利用しないとしていますが、
マイナンバー制度の活用を前提に制度設計を
行っており、一体化したものです。
マイナンバー制度は国が国民の情報を一元管理
するためのシステムです。
更に戸籍法改正で戸籍情報も組み込んで管理する
システムが構築されました。
私たちのプライバシー権を侵害する恐れがある
ことから、この条例改正に反対します。



2月はランたちが次々に咲き出しました。
デンドロビウム、胡蝶蘭(ハッピービビアンチューンリー)
うーん ピンクがきれいに出なくて残念

新しく仲間入りした

デンドロビウムのエンジェルベイビーグリーン愛とギンギアナム キャンドルライト





最新の画像もっと見る