萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

酔って候

2011-12-24 05:14:05 | プチ萌え
現在、トイレでの小説読みが敢行されつつあります。

マネジメントの本は電車、ビジネス書は会社、家では余り読書は出来ていないものの、お料理のレシピや野球関連の本をパラパラと。

で、小説は寝床で読めれば一番いいのですが、完全に睡魔に負けてしまう。。。。のです。

なので、トイレに小説を置いておいたら、読めるかな?と。。。
未読であった「酔って候」を置いてみたら、読めた。短編集の1作品だけだが。

酔って候、幕末の藩主目線で書かれた歴史小説集。

藩主は歴史に引っぱられ、自身の身の上を開祖に求め、イデオロギーを勝手に捻じ曲げられるわけにもいかず。。。。と苦悩する各列藩の藩主達。

関が原で負けた雄藩(薩摩・長門)と、転封で外様ながらも大きな領土を治めて来た土佐山内家。肥前も加えると、薩長土肥。。。

その中の土佐、山内家の酔鯨こと、山内容堂の話が1作品目だった。

書いてあることを鵜呑みにするならば、結局下級武士であった坂本龍馬と藩主山内容堂は、ほぼ同じ落とし所を考えていたということになる。まぁ大政奉還は後藤象二郎が龍馬の献策をもって容堂に取り入れられているので全てはそこに繋がるのだからそれはそうなのだけど。。。
目指しているものは最終的には違うものの、土佐はある意味、この二人が軸で回転していた。
武市半平太、過激に転覆を願うものも土佐には出現しているが、容堂がどこかでこの勢力とどう向き合ってきたのかという辺り、勤皇、開祖から自分に連なる成り立ち、安政の大獄や孝明天皇から睦仁帝に移行時期という激動期を藩主の立場で時代を泳ぎ切る。。。。
片手にいつも酒を携えながら。。。。


明治になってからも家を傾かせるほど飲み明かしている。

今は2作品目の「きつね馬」島津斉彬と久光のお話。これに今は取り掛かっているが全ての作品が読み終わるのはいつのことになるだろうか。。。

追記:
先日実家の方に持っていった塩豚の切り込みの断面。今回はロースで作ってみました。
茹でて周りを少し焼き色にしてからグリルにかけてみました。最近はこの手法ばかり。。。


昨日買った赤のスパークリングワイン。
安くてクリスマス気分を盛り上げるにはちょうど良かった。


酔っ払って御座候。。。
コメント (2)