萌えてばかりもいられない!

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まるで一休さんのような風摩小太郎「早雲の軍配者」感想

2012-09-26 05:34:21 | Weblog
北方謙三著の「楠木正成」の上巻を読み終えたところで、図書館から「ご予約された本の準備が整いました」との連絡が入り、生涯で2度目の図書館から借りるということにチャレンジした。期間は2週間。ソフトカバーの小説といえど、大きいサイズ。持ち運びも堪えるだろうとは思ったが、面白ければ苦にもならないはずと、楠木正成を一旦置いて、「早雲の軍配者」に取り掛かった。

主人公 風間小太郎は、親を幼少の頃に亡くしたが、その非凡な才を見出されて、寺の手伝いをしながら、教室で行われている講義を片耳で聴いているということを許されている。
その能力に目をつけた和尚が、早雲に紹介する。韮山様と呼ばれて庶民から絶大な支持を持つ早雲が、孫の千代丸(後の北条氏康)のための軍配者(軍師に易学を加えた参謀)として小太郎を育てることにするという話。

早雲が小太郎に初めに読ませた本が「太平記」。うーーーん。縁を感じるということで読み進めると、
次に読むのが「孫子」。あららこれまた。。。私もつい最近読んだが、感想は小太郎と真逆。繰り返し繰り返し読んで全ての考えの礎にしようと試みる小太郎。
「吾妻鏡」、「史記」と進めていき、早雲と図上演習で大方の合戦、篭城戦を検討し続ける。
最後に早雲は小太郎への足利学校への留学を促す。

それに応え、めきめきと才を伸ばし続け、小太郎は年少でありながらも「足利学校での教授にならないか?」と誘われるまでになっていく。

そこでは、後の山本勘助に出会う。

扇谷上杉家との軍事が起こりそうだということで足利学校を収め、帰郷し、氏綱と上杉朝興との合戦に備えるが、北条家には根来金石斎という軍配者が氏綱の下におり、何かと小太郎を目の敵にする。
易はよくするものの、戦がまるで出来ず、扇谷上杉軍に拐かされて、窮地に陥った大道寺隊と多目隊を救い、氏綱のピンチに駆け付ける小太郎。

といった内容。。。。


なんか全部書いちゃったかも。。。

足利学校では俗世と隔絶するために僧体になり僧号を名乗り合う。その名前が青渓。その前も寺での手伝いをしているなど、出てくる小太郎像がいつまでも法体な感じ。早雲に慈しみの心を持つところを拾い上げられているためもあって、どこまでも人徳者な小太郎。で年若。




まるで一休さん?


それでは北方謙三著 「楠木正成」(下)に戻ります。
図書館、借りることと返すことに慣れさえすれば、意外と使えそう。小学校時代に読み終えられずにトラウマになっていました。
これからAmazonのお気に入りに入っていて、所有することが目的でないものは徐々に借りるようにしようかな?と考えています。
但し、ハードカバーは重いんですけどね。。。

(追記)

昨日返却ポストに返したところをパチリしました。

借りるのは会社の近所、返すのは家の近くのサイクリングコース沿いの支館のポスト。
これはいいぞ。余り無駄がない。
というわけで、自己啓発、会社もの含めて8冊くらい予約してしまった。。。
会社のものは会社で眺め読みして、必要なら買う。(もちろん自費で)

それ以外は長期予約待機覚悟です。下町ロケット、あんぽんなどがそれです。

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