いつも静岡県内を中心に企画しているヒロボーさんのマラニックだが、今回は東京に遠征しての特別企画「東京スカイツリー いいとこ エンジョイマラニック」が2日に開催された。最初は、東京マラソンで東京の名所周辺を何度か走っているから、それほど興味はなかったのだが、新しいシンボルタワーのスカイツリーと、東京マラソンとは違った東京の魅力を探したくなっておのぼりさんの気分で参加することにしたのだ。
浜松からだと、通常は始発の新幹線で行けば集合時間の8時半には間に合うのだが、旅費を安く上げたいという事と、余裕のある時間に現地に着きたいと思い夜行のハイウェイバスで行くことにした。今では、高速バスもネットで早めに予約しておけば確実に席が確保できる。ラン友を誘い、前日の夜バスに乗って早朝5時に品川駅東口に着いた。夜行バスの座席は一般のバスよりゆったりしており、リクライニングも余裕がある。ほぼ5時間ほどは眠ることができた。早朝5時では、さすがに東京都内も静かだ。まだ集合時間には大分時間がある。駅近くの24時間営業のデニーズを探し、8時過ぎまで朝食をしながらのんびりした。
8時を過ぎたところで、デニーズを出て品川駅東口前の広場に行くと、大勢のランナーが集まっていた。今回は、80人近い参加者になったそうである。このところいろんな大会に出ているので、顔見知りのランナーをたくさん見つける。挨拶するだけでいつの間にか時間が過ぎていた。
まずは、ヒロボーさんからコースの説明があった。これから走るコースではどんな景色が眺められるかと思うとドキドキするほど楽しみになっていた。
そしていつものように、スタート前の集合写真の撮影である。今回は何と駅前派出所の婦人警官さんがカメラマンになって我々の写真を撮ってくれた。
ちょうど9時に駅前をスタートし、繁華街の中を抜け海側へ向かう。
日曜日の東京の朝は遅いようだ。9時過ぎだが、車の数は少なく人通りもあまりない。
信号だらけなので、少し走ると赤信号で止まる。おかげで休憩が直ぐできてありがたい。
レインボーブリッジが見えてきた。車では何度も渡った事はあるが、走って渡るのは初めてだ。ただ、人間が通行する場合は、入口で受付をしないといけないらしい。警備の人が入口前に立っていた。
入口前で受付を済ませ、20人ずつ位でレインボーブリッジの歩道に上がるエレベーターがある建物に中に入る。
エレベーターを降りると、いよいよレインボーブリッジの歩道に入る。直ぐ隣が首都高速11号線の車道である。この歩道は、サウスルートとノースルートの二つがあり好きな方を選択する。私は、前の人についてサウスルートを進んだ。
レインボーブリッジの中央付近の展望デッキからはお台場の景色がよく見えた。
もう少しで、レインボーブリッジが終わる。
レインボーブリッジを渡りきり、お台場海浜公園内に入る。砂浜の向こうには、今渡ってきたレインボーブリッジの全容が見える。そして、空には真っ黒い雲がモクモクと湧き出し、今にも雨が降り出しそうな天気となっていた。
お台場のシンボル「自由の女神像」を目指し走る。
「自由の女神像」に到着する。この像は、米ニューヨークのリバティ島にあるものがもっとも有名で、自由と平和の象徴として、フランスがアメリカに贈ったものである。実は日本にも2体存在し、そのうちのひとつが東京・お台場にあるのだ。
「自由の女神像」で折り返し、もと来た道を戻る。後続のランナーたちともすれ違う。
「のぞみばし」を渡り、「有明コロシアム」方面に向かう。
「有明コロシアム」を左折し「晴海大橋」方面に向かう。このあたりから、突然雨が大粒になってきて「黎明橋」で雨宿りをしながら雨具を着る。
「勝鬨橋(かちどきばし)」が見えてきた。しばらく前に見た映画「こち亀movie 勝どき橋を封鎖せよ」で知っていた橋なので、興味ぶかく通過した。昔は、橋の中央が開閉する“跳開橋”として東洋一の規模を誇ったが、隅田川を航行する船の減少や交通量の増加を理由に、1970年11月29日を最後に開閉は停止。現在では開かずの橋となっているそうだ。
「勝鬨橋」を渡っていると、なにやらカッコいい宇宙船のような船が航行してきた。これは、漫画・アニメ界の巨匠・松本零士氏がデザインした「ヒミコ」という宇宙船のような観光船である。浅草~お台場間を定期的に運航しているそうだ。「ヒミコ」は、松本零士氏が「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトに、「子供たちが乗ってみたいと思ってくれる船」として、デザインを手がけ、船内では同氏の代表作「銀河鉄道999」のキャラクターたちを船内放送に起用しているという。いつか、この船で浅草~お台場間を観光クルーズしてみたいものである。
そして、東京といったら銀座四丁目の交差点にある「和光の時計塔」がおのぼりさんの最大の目印だ。
京橋を経て東京駅前に着く。復元が進められていた「丸の内赤レンガ駅舎」が見事に完成していた。このあたりでほぼ15キロくらいとなったが、喉が乾きお腹も減ってきたので、丸の内の地下街に入りビールとつまみを買ってしばらく休憩する。
ビールとつまみで英気を養い、皇居に向かった。
皇居を一周すると5キロある。ここは、東京のランナーの聖地である。雨混じりの天気とはいえ、ランナーの数が絶えない。ビールが回ってきて、ちょっと走るのが辛くなりフラフラとしながら皇居を回る。
桜田門を通過する。
傘を差して走る人もいれば、ずぶ濡れのままで走る人もいる。駅伝をやっていたグループもいて皇居前は雨でも賑やかである。
御茶ノ水駅を通過後、湯島聖堂前で仲間の女性ランナーに出会う。そのまま、先に行ってしまいそうだったので湯島聖堂を見ていこうと誘う。湯島聖堂(ゆしませいどう)は、元禄時代5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟である。湯島天満宮(湯島天神)とともに、合格祈願のために、多数の受験生が参拝に訪れるという。
後半に続く。
浜松からだと、通常は始発の新幹線で行けば集合時間の8時半には間に合うのだが、旅費を安く上げたいという事と、余裕のある時間に現地に着きたいと思い夜行のハイウェイバスで行くことにした。今では、高速バスもネットで早めに予約しておけば確実に席が確保できる。ラン友を誘い、前日の夜バスに乗って早朝5時に品川駅東口に着いた。夜行バスの座席は一般のバスよりゆったりしており、リクライニングも余裕がある。ほぼ5時間ほどは眠ることができた。早朝5時では、さすがに東京都内も静かだ。まだ集合時間には大分時間がある。駅近くの24時間営業のデニーズを探し、8時過ぎまで朝食をしながらのんびりした。
8時を過ぎたところで、デニーズを出て品川駅東口前の広場に行くと、大勢のランナーが集まっていた。今回は、80人近い参加者になったそうである。このところいろんな大会に出ているので、顔見知りのランナーをたくさん見つける。挨拶するだけでいつの間にか時間が過ぎていた。
まずは、ヒロボーさんからコースの説明があった。これから走るコースではどんな景色が眺められるかと思うとドキドキするほど楽しみになっていた。
そしていつものように、スタート前の集合写真の撮影である。今回は何と駅前派出所の婦人警官さんがカメラマンになって我々の写真を撮ってくれた。
ちょうど9時に駅前をスタートし、繁華街の中を抜け海側へ向かう。
日曜日の東京の朝は遅いようだ。9時過ぎだが、車の数は少なく人通りもあまりない。
信号だらけなので、少し走ると赤信号で止まる。おかげで休憩が直ぐできてありがたい。
レインボーブリッジが見えてきた。車では何度も渡った事はあるが、走って渡るのは初めてだ。ただ、人間が通行する場合は、入口で受付をしないといけないらしい。警備の人が入口前に立っていた。
入口前で受付を済ませ、20人ずつ位でレインボーブリッジの歩道に上がるエレベーターがある建物に中に入る。
エレベーターを降りると、いよいよレインボーブリッジの歩道に入る。直ぐ隣が首都高速11号線の車道である。この歩道は、サウスルートとノースルートの二つがあり好きな方を選択する。私は、前の人についてサウスルートを進んだ。
レインボーブリッジの中央付近の展望デッキからはお台場の景色がよく見えた。
もう少しで、レインボーブリッジが終わる。
レインボーブリッジを渡りきり、お台場海浜公園内に入る。砂浜の向こうには、今渡ってきたレインボーブリッジの全容が見える。そして、空には真っ黒い雲がモクモクと湧き出し、今にも雨が降り出しそうな天気となっていた。
お台場のシンボル「自由の女神像」を目指し走る。
「自由の女神像」に到着する。この像は、米ニューヨークのリバティ島にあるものがもっとも有名で、自由と平和の象徴として、フランスがアメリカに贈ったものである。実は日本にも2体存在し、そのうちのひとつが東京・お台場にあるのだ。
「自由の女神像」で折り返し、もと来た道を戻る。後続のランナーたちともすれ違う。
「のぞみばし」を渡り、「有明コロシアム」方面に向かう。
「有明コロシアム」を左折し「晴海大橋」方面に向かう。このあたりから、突然雨が大粒になってきて「黎明橋」で雨宿りをしながら雨具を着る。
「勝鬨橋(かちどきばし)」が見えてきた。しばらく前に見た映画「こち亀movie 勝どき橋を封鎖せよ」で知っていた橋なので、興味ぶかく通過した。昔は、橋の中央が開閉する“跳開橋”として東洋一の規模を誇ったが、隅田川を航行する船の減少や交通量の増加を理由に、1970年11月29日を最後に開閉は停止。現在では開かずの橋となっているそうだ。
「勝鬨橋」を渡っていると、なにやらカッコいい宇宙船のような船が航行してきた。これは、漫画・アニメ界の巨匠・松本零士氏がデザインした「ヒミコ」という宇宙船のような観光船である。浅草~お台場間を定期的に運航しているそうだ。「ヒミコ」は、松本零士氏が「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトに、「子供たちが乗ってみたいと思ってくれる船」として、デザインを手がけ、船内では同氏の代表作「銀河鉄道999」のキャラクターたちを船内放送に起用しているという。いつか、この船で浅草~お台場間を観光クルーズしてみたいものである。
そして、東京といったら銀座四丁目の交差点にある「和光の時計塔」がおのぼりさんの最大の目印だ。
京橋を経て東京駅前に着く。復元が進められていた「丸の内赤レンガ駅舎」が見事に完成していた。このあたりでほぼ15キロくらいとなったが、喉が乾きお腹も減ってきたので、丸の内の地下街に入りビールとつまみを買ってしばらく休憩する。
ビールとつまみで英気を養い、皇居に向かった。
皇居を一周すると5キロある。ここは、東京のランナーの聖地である。雨混じりの天気とはいえ、ランナーの数が絶えない。ビールが回ってきて、ちょっと走るのが辛くなりフラフラとしながら皇居を回る。
桜田門を通過する。
傘を差して走る人もいれば、ずぶ濡れのままで走る人もいる。駅伝をやっていたグループもいて皇居前は雨でも賑やかである。
御茶ノ水駅を通過後、湯島聖堂前で仲間の女性ランナーに出会う。そのまま、先に行ってしまいそうだったので湯島聖堂を見ていこうと誘う。湯島聖堂(ゆしませいどう)は、元禄時代5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟である。湯島天満宮(湯島天神)とともに、合格祈願のために、多数の受験生が参拝に訪れるという。
後半に続く。