テレビでは、さかんに大雪と暴風に警戒し、むやみに外出しないようにと言っていたが、そんな警告をものともせず、30名ほどのランナーが清水駅に集まった。当初は60名くらいの参加の予定ではあったが、当日になって続々とキャンセルの連絡が入り、結局50%の参加率になってしまった。
中でも3人は、股旅姿で登場だ。風と雨で三度笠や道中合羽を身に着けて走るのは、かなりきつい。この姿で走れるのは、つわもの達だけである。私も、当初は股旅姿を予定していたが、天気予報に脅かされ通常のレインウエアでマラニックに臨む。他のランナーたちもポンチョやレインウエアで完全防備である。まずは、清水駅コンコース内でスタート前の集合写真だ。いつもは、駅前広場で富士山をバックに記念写真だが、今日は富士山の姿は全く見えない。
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ちびまる子ちゃんが見守る中、階段下でクラッカーを打ち上げる。
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股旅衆を先頭に清水駅をスタートする。前方には、新聞記者がカメラを構えていた。ひょっとして今日の夕刊か明日の朝刊に載ったのかもしれない。
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他のランナーたちも、思い思いの格好で雨の中を走り出していった。
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20分くらいで、清水次郎長の生家に到着する。清水の次郎長といえば、この辺りでは有名な侠客である。今回のマラニックは、清水次郎長一家になぞらえて多くのランナーが股旅姿で走る予定であったが、生憎の天気で断念したランナーも多かった。私もその中の弱気な一人ではあったのだが…。
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日本平山頂に向かう道すがら、交通事故現場に遭遇する。詳しい状況はわからなかったが車が1台横転し、消防車も駆けつけていた。火災の危険がありそうで、我々は遠巻きにして現場を離れる。
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日本平に向かう山道をぐんぐん上がっていくと、山肌が白くなっているのが見えてきた。平地は雨だったが、標高が上がるにつれて雪に変わっていたようだ。
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道路もシャーベット状の雪の塊が増えてきていた。上から降ってくるものも、雨ではなく雪に変わっていた。
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靴にはシャーベット状の雪がくっつき、隙間から冷たい水となって足を濡らし始めていた。この辺りでこんなに雪が積もるなんて、初めての事じゃないかとみんなビックリしながら日本平の山頂を目指す。山頂の駐車場は、車もほとんど止まっておらず真っ白い雪原となっていた。これだけ雪があれば、雪合戦も楽にできる。
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本来なら、ここからロープウェイ乗り場に移動して久能山東照宮に下りる予定だったが、すでにロープウェイは運休となっていた。風も強くなり、どうしようかということで売店内ではかんかんがくがくだった。そうこうしているうちに体も冷えて、さっさと元来た道を下りてお風呂に直行するという意見にまとまった。とりあえず、日本平売店の名物「お茶タイヤキ」を食べてお腹を満たす。
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寒い中、売店前でも記念撮影だけは忘れない。
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日本平の駐車場でこんな雪景色が見られることは、二度とないくらいの珍しい光景だ。
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記念写真を撮ったあとは、ひたすら下って行く。しばらくは雪道の為、滑りそうで気を使ったが、次第に雨となって走りやすくなった。平地に着いたら、あとは通常の雨のランとなったが、やはり体は濡れて寒い。お風呂が待ち遠しく頑張って走り、お昼には「草薙の湯」にゴールする。本来なら、久能山東照宮から久能街道を走り、三保の松原経由で草薙に戻るはずだったので、ショートカットコースとなり、距離は35キロから22キロとなった。しかし13キロ短縮になったとはいえ、きつかったのは間違いない。あったかい風呂に入れて本当に幸せだった。
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風呂に入ったあとは、長々と宴会モードに突入する。結局これが一番の楽しみであったかもしれない。みんなでわいわいがやがや飲んだり食べたりしていた時間は、あっという間に過ぎ、清水いいとこマラニックが無事終わった。
中でも3人は、股旅姿で登場だ。風と雨で三度笠や道中合羽を身に着けて走るのは、かなりきつい。この姿で走れるのは、つわもの達だけである。私も、当初は股旅姿を予定していたが、天気予報に脅かされ通常のレインウエアでマラニックに臨む。他のランナーたちもポンチョやレインウエアで完全防備である。まずは、清水駅コンコース内でスタート前の集合写真だ。いつもは、駅前広場で富士山をバックに記念写真だが、今日は富士山の姿は全く見えない。
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ちびまる子ちゃんが見守る中、階段下でクラッカーを打ち上げる。
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股旅衆を先頭に清水駅をスタートする。前方には、新聞記者がカメラを構えていた。ひょっとして今日の夕刊か明日の朝刊に載ったのかもしれない。
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他のランナーたちも、思い思いの格好で雨の中を走り出していった。
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20分くらいで、清水次郎長の生家に到着する。清水の次郎長といえば、この辺りでは有名な侠客である。今回のマラニックは、清水次郎長一家になぞらえて多くのランナーが股旅姿で走る予定であったが、生憎の天気で断念したランナーも多かった。私もその中の弱気な一人ではあったのだが…。
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日本平山頂に向かう道すがら、交通事故現場に遭遇する。詳しい状況はわからなかったが車が1台横転し、消防車も駆けつけていた。火災の危険がありそうで、我々は遠巻きにして現場を離れる。
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日本平に向かう山道をぐんぐん上がっていくと、山肌が白くなっているのが見えてきた。平地は雨だったが、標高が上がるにつれて雪に変わっていたようだ。
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道路もシャーベット状の雪の塊が増えてきていた。上から降ってくるものも、雨ではなく雪に変わっていた。
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靴にはシャーベット状の雪がくっつき、隙間から冷たい水となって足を濡らし始めていた。この辺りでこんなに雪が積もるなんて、初めての事じゃないかとみんなビックリしながら日本平の山頂を目指す。山頂の駐車場は、車もほとんど止まっておらず真っ白い雪原となっていた。これだけ雪があれば、雪合戦も楽にできる。
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本来なら、ここからロープウェイ乗り場に移動して久能山東照宮に下りる予定だったが、すでにロープウェイは運休となっていた。風も強くなり、どうしようかということで売店内ではかんかんがくがくだった。そうこうしているうちに体も冷えて、さっさと元来た道を下りてお風呂に直行するという意見にまとまった。とりあえず、日本平売店の名物「お茶タイヤキ」を食べてお腹を満たす。
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寒い中、売店前でも記念撮影だけは忘れない。
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日本平の駐車場でこんな雪景色が見られることは、二度とないくらいの珍しい光景だ。
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記念写真を撮ったあとは、ひたすら下って行く。しばらくは雪道の為、滑りそうで気を使ったが、次第に雨となって走りやすくなった。平地に着いたら、あとは通常の雨のランとなったが、やはり体は濡れて寒い。お風呂が待ち遠しく頑張って走り、お昼には「草薙の湯」にゴールする。本来なら、久能山東照宮から久能街道を走り、三保の松原経由で草薙に戻るはずだったので、ショートカットコースとなり、距離は35キロから22キロとなった。しかし13キロ短縮になったとはいえ、きつかったのは間違いない。あったかい風呂に入れて本当に幸せだった。
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風呂に入ったあとは、長々と宴会モードに突入する。結局これが一番の楽しみであったかもしれない。みんなでわいわいがやがや飲んだり食べたりしていた時間は、あっという間に過ぎ、清水いいとこマラニックが無事終わった。
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