とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2020大山&蒜山登山ツアー:1日目米子周辺観光

2020-09-21 22:20:53 | 観光
大山に一度は登ってみたいという人が何人もいたので、自分にとっては2回目ながら二百名山の蒜山を加えて2泊3日のツアーを企画した。

今回は、少し一味違ったプランで行こうと思い、現在、JR線を走行する唯一定期運行を行う寝台特急列車でかつ、夜行列車となるサンライズ出雲を使ってのツアープランだ。東京を22時に出発し、静岡が日付をまたいで0時過ぎ、浜松は1時過ぎの乗車となる。

深夜に到着したサンライズ出雲。大きな窓の向こうには、個室のシングルベッドが1階と2階に分かれている様子が見える。


特急サンライズ出雲、終点は出雲市だ。


今回取った席は、寝台料金がかからない「ノビノビ座席」だ。頭の周りだけ仕切りがあり、隣の人とは顔を合わすことがないので、半分個室みたいな席だ。足はしっかり延ばして横になる事ができるので、床に寝袋やマットなどを敷けばそれなりに快適な環境になる。


反対側に通路があり、2段ベッドが並んでいるような感じだ。電源は通路側に1ヶ所しかないので、ちょっと不便。スマホなどを充電するならモバイルバッテリーを持っていった方がいい。


6時半頃、岡山駅に到着すると、連結していたサンライズ瀬戸を切り離す作業が行われる。この瞬間を見ようと、多くの観光客が写真を撮りに出てきていた。




車内には、レストランみたいなものはないが、窓側にテーブルと椅子がセットされている車両があり、朝食を食べたり、飲み物を飲んだりしながら談話できるサロンがある。


9時過ぎ、米子駅に到着する。ここで、サンライズ出雲とはお別れだ。


米子駅前のだんだん広場に出ると、どこからどう見ても「銀河鉄道999」を彷彿させるモニュメントが見えた。米子は松本零士と関係ないのに何でだろうと思ったが、調べてみると、「『山陰鉄道発祥の地』米子の交通拠点としてのイメージと『21世紀の国際交流都市』を目指した街づくりの姿をダイナミックな蒸気機関車のフォルムに重ね合わせ、天空へと向かって今走り出す瞬間を造形化したもの」という事がわかった。


米子駅前でレンタカーを借り、境港の水木しげる記念館に向かう。境港の「水木しげるロード」を歩くと、水木しげるの妖怪キャラクターで埋め尽くされている。




妖怪お休み処 砂かけ屋。


猫娘のモニュメント。


目玉おやじまんじゅう。


水木しげる記念館の前まで歩いてきた。


妖怪たちに迎えられ館内に入っていく。




水木しげる先生の書斎。


妖怪ハウス。


鬼太郎と一緒に記念撮影。


記念館入口にあるモニュメント。赤ん坊の鬼太郎が、目玉おやじと顔を合わせている様子。


水木しげる記念館も2回目だったが、大好きなキャラクターたちに再び会えて楽しかった。水木しげるロードの商店街でランチを済ませ、次の目的地“足立美術館”に向かう。

足立美術館は、島根県安来市にあり、130点におよぶ横山大観の作品と日本庭園で有名だ。地元出身の実業家・足立全康氏が1970年、71歳のときに開館したものである。中に入ってまず庭園を見に行くと、入り口に足立氏の銅像が立っている。




足立美術館の特色は、その広大な日本庭園である。庭園は「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれ、面積5万坪に及ぶという。




専属の庭師や美術館スタッフが、毎日手入れや清掃を行っていて「庭園もまた一幅の絵画である」という全康の言葉通り、絵画のように美しい庭園だ。




米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行っている日本庭園ランキングでは、初回の2003年から「16年連続日本一」に選出されているというだけあって、何度見ても素晴らしいの一言に尽きる。


庭園見学の後は、日本一として知られる横山大観の作品や近代日本画壇の巨匠たちの作品や北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸作品なども見学していく。膨大なコレクションを見るだけで結構疲れたが、それらの資産価値は天文学的な数字になるのだろうという思いが広がっていた。

1日目は観光だけで十分満足できた。車は一路、大山に向かい、山麓のホテルに宿泊する。

「2020大山&蒜山登山ツアー:2日目大山登山」に続く。