船玉神社から、わざわざ赤城越をして湯の峰温泉まで行ったのは、約1800年前に発見されたという日本最古の温泉が湯の峰温泉(ゆのみねおんせん)と言われていたからだ。熊野へ詣でる前に、人々はここを湯垢離場(ゆごりば)として身を清め、長旅の疲れを癒したとされる由緒ある温泉だから、どうしてもみんなに泊まって欲しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b2/ec66dd6eceedc1918b4c3e4836c77d32.jpg)
湯の峰温泉の宿から少し歩くと、谷合いに湧き出る天然の岩風呂「つぼ湯」がある。1日に7度も色が変化すると言われている風呂だ。平成16年7月には、世界遺産としては唯一の入浴できる温泉として登録されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/30/c9f74564b8a94cf54e7a300353dbd05b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/65/75a5f6f7d34181ba5ef4fab47f65a38b.jpg)
また、「つぼ湯」は、餓鬼病となった小栗判官がこの湯に浸かり、死の淵から息を吹き返したという有名な伝説が「小栗判官照手姫物語」として、今でも歌舞伎の世界で語りつがれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/5e/891c2554a968a021b99b619e942cafac.jpg)
さて、我々は、湯の峰温泉からバスで発心門王子に向かう。前日、赤城越の分岐で途切れた続きを始めるためだ。30分ほどで、発心門王子に到着して、船玉神社から上がってきたところの鳥居まで歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/09/4cdcc82d28f1d741e27dbd49925e1695.jpg)
発心門王子から熊野本宮大社までの古道は、熊野古道中辺路のクライマックスである。熊野本宮大社の神域の入口とされる別格の「発心門王子」から、中辺路の完踏を目指してスタートする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/4c/a8ca74ec89dfe70876a647088a147206.jpg)
まずは、舗装された歩きやすい道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/81/e677da95c97bd90723b31bbc7a416689.jpg)
道案内の八咫烏の指示に従って熊野古道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/0b/07a559a7f1961b7c35d13ff3cdb91c8c.jpg)
水呑王子は古い歴史のある王子社のひとつで、平安末期の藤原宗忠参詣記(中右記)に「内水飲王子 新王子」と記載があり、もとは「内水飲」といわれていた。中辺路町高原の熊野道に古くから参詣人の宿になっている場所の「水飲」という場所と区別する為に、それよりも本宮に近いこの地を「内水飲」と呼んだといわれている。江戸時代になって「水呑王子」と表記されるようになったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5f/73ef1e5ce655f8be0dda3b015458bfdc.jpg)
水吞王子だけあって、近くにある湧水を飲んで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/36/cd0144f8f772d4b014a095799c11de84.jpg)
次の伏拝王子に向かって進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e9/98b82bbb203edc1b93a5f38c1ba86356.jpg)
世界遺産に登録された熊野古道小辺路が通る果無山脈。天空の里ともいわれる果無集落もあり、次回に行くであろう未踏の地に思いをはせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c4/3b699914b1032a5db4bebeb44f6e7d92.jpg)
伏拝王子跡。長く厳しい参詣道を歩いてきた参詣者が、熊野本宮大社(旧社地大斎原)を、はじめて望むことができたため、遠く望んで伏し拝んだとされる場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/92/4ac326dcdffc467d09d1c3d619ebaf36.jpg)
伏拝王子前にはきれいなトイレと休憩所がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/70/aa218cd0ee12d0613b55fc12b82aae8b.jpg)
三軒茶屋跡前にある九鬼ケ口関所。ここは、小辺路と中辺路の分岐点だ。次回予定している小辺路ルートを下ってくると、ここに出るようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/2f/39b167951b5966c133791a9a365241fd.jpg)
熊野本宮大社は、もうわずかだ。シダの生い茂る道を進んで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cb/83e933f89b62c005c658db58bee8cbda.jpg)
祓殿王子跡。本宮大社への最後の王子社で、大社と近接する大樹の陰にあり、石造の小祠が祀られている。この王子は、長かった道中の汚れ穢れを払い、身を浄めて本宮大社に参拝するための禊場であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f3/14d005742188e66adfaa0ad61cc36b01.jpg)
本宮大社の裏鳥居から境内に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/776a20d92f9c4737608dfcee7704266f.jpg)
本宮大社に無事到着。発心門王子から約2時間。7.1キロの道のりだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/9e/f3aaa4b96f675cf15fd771db44e33d3e.jpg)
その後、路線バス、高速バス、JRを乗り継いで帰路についた。残りは、小辺路と紀伊路のみとなった。
参考1.3日目の高低図&コースタイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1a/7cde7185025f54a19672dfe46293165e.jpg)
参考2.3日目のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b2/ec66dd6eceedc1918b4c3e4836c77d32.jpg)
湯の峰温泉の宿から少し歩くと、谷合いに湧き出る天然の岩風呂「つぼ湯」がある。1日に7度も色が変化すると言われている風呂だ。平成16年7月には、世界遺産としては唯一の入浴できる温泉として登録されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/30/c9f74564b8a94cf54e7a300353dbd05b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/65/75a5f6f7d34181ba5ef4fab47f65a38b.jpg)
また、「つぼ湯」は、餓鬼病となった小栗判官がこの湯に浸かり、死の淵から息を吹き返したという有名な伝説が「小栗判官照手姫物語」として、今でも歌舞伎の世界で語りつがれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/5e/891c2554a968a021b99b619e942cafac.jpg)
さて、我々は、湯の峰温泉からバスで発心門王子に向かう。前日、赤城越の分岐で途切れた続きを始めるためだ。30分ほどで、発心門王子に到着して、船玉神社から上がってきたところの鳥居まで歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/09/4cdcc82d28f1d741e27dbd49925e1695.jpg)
発心門王子から熊野本宮大社までの古道は、熊野古道中辺路のクライマックスである。熊野本宮大社の神域の入口とされる別格の「発心門王子」から、中辺路の完踏を目指してスタートする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/4c/a8ca74ec89dfe70876a647088a147206.jpg)
まずは、舗装された歩きやすい道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/81/e677da95c97bd90723b31bbc7a416689.jpg)
道案内の八咫烏の指示に従って熊野古道を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/0b/07a559a7f1961b7c35d13ff3cdb91c8c.jpg)
水呑王子は古い歴史のある王子社のひとつで、平安末期の藤原宗忠参詣記(中右記)に「内水飲王子 新王子」と記載があり、もとは「内水飲」といわれていた。中辺路町高原の熊野道に古くから参詣人の宿になっている場所の「水飲」という場所と区別する為に、それよりも本宮に近いこの地を「内水飲」と呼んだといわれている。江戸時代になって「水呑王子」と表記されるようになったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5f/73ef1e5ce655f8be0dda3b015458bfdc.jpg)
水吞王子だけあって、近くにある湧水を飲んで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/36/cd0144f8f772d4b014a095799c11de84.jpg)
次の伏拝王子に向かって進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e9/98b82bbb203edc1b93a5f38c1ba86356.jpg)
世界遺産に登録された熊野古道小辺路が通る果無山脈。天空の里ともいわれる果無集落もあり、次回に行くであろう未踏の地に思いをはせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c4/3b699914b1032a5db4bebeb44f6e7d92.jpg)
伏拝王子跡。長く厳しい参詣道を歩いてきた参詣者が、熊野本宮大社(旧社地大斎原)を、はじめて望むことができたため、遠く望んで伏し拝んだとされる場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/92/4ac326dcdffc467d09d1c3d619ebaf36.jpg)
伏拝王子前にはきれいなトイレと休憩所がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/70/aa218cd0ee12d0613b55fc12b82aae8b.jpg)
三軒茶屋跡前にある九鬼ケ口関所。ここは、小辺路と中辺路の分岐点だ。次回予定している小辺路ルートを下ってくると、ここに出るようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/2f/39b167951b5966c133791a9a365241fd.jpg)
熊野本宮大社は、もうわずかだ。シダの生い茂る道を進んで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cb/83e933f89b62c005c658db58bee8cbda.jpg)
祓殿王子跡。本宮大社への最後の王子社で、大社と近接する大樹の陰にあり、石造の小祠が祀られている。この王子は、長かった道中の汚れ穢れを払い、身を浄めて本宮大社に参拝するための禊場であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f3/14d005742188e66adfaa0ad61cc36b01.jpg)
本宮大社の裏鳥居から境内に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/776a20d92f9c4737608dfcee7704266f.jpg)
本宮大社に無事到着。発心門王子から約2時間。7.1キロの道のりだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/9e/f3aaa4b96f675cf15fd771db44e33d3e.jpg)
その後、路線バス、高速バス、JRを乗り継いで帰路についた。残りは、小辺路と紀伊路のみとなった。
参考1.3日目の高低図&コースタイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1a/7cde7185025f54a19672dfe46293165e.jpg)
参考2.3日目のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/9e/3e325055b1be609cf4b1c06358c6268f.jpg)