23~25日まで、奥熊野いだ天ウルトラマラソンに参加するため出かけていたので、ブログはしばらくお休みしていた。マラソンは和歌山県で行われたのだが、初日は通り道にある三重県の観光地に寄り道していく。
昔は、和歌山県というと高速が繋がっていなくて車で行くには不便な地域というイメージがあったが、今は、紀勢自動車道、熊野・尾鷲自動車道ができ、完全に繋がっていないものの道は広くて走りやすく、車で行くのも楽になった。熊野・尾鷲自動車道の熊野大泊ICを出るとすぐに鬼ヶ城(おにがじょう)という景勝地がある。
鬼ヶ城は、2004年7月7日「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録され、熊野灘の荒波に削られた大小の海蝕洞が約1.2km続く凝灰岩の大岸壁である。鬼ヶ城センターに車を止め、鬼ヶ城の遊歩道入口に入っていく。
遊歩道に入るとすぐに「マブリカ」という説明看板が有り、トトロみたいな彫刻の説明だと思ったが、よく見ると先に見える小さい島“魔見ヶ島”の事だった。一体このトトロは何だったのだろう。
この先がいよいよ鬼ヶ城だ。
岩の先が割れ、まるで大きな魚が口を開けているかのように見える。今にも、魚に喰らわれそうだ。
急激な地盤の隆起のあとが見られる海岸線の遊歩道を進む。
岩穴を通り抜ける。
中に入ると、天井部分には蜂の巣状の風蝕跡が見られ床面は板のように平らかな棚となっている。ここは千畳敷と呼ばれ鬼ヶ城のいちばんの見所である。
下の方には、数段に分かれた岩盤が見える。大昔の大地震ごとに隆起したものだという。
千畳敷は、こんな大岩を持ち上げる男がいた。
千畳敷の先は、猿戻りと言われる場所だ。猿も怖がって戻ってしまうような場所で付いた名前らしい。できれば、その先も行ってみたかったが、平成27年7月17日に通過した台風11号の被害により千畳敷以降の遊歩道は通行止めとなっている。
猿戻りから千畳敷を眺めてみる。これだけでも驚嘆すべき自然の造形美だ。
大岩に登って、その険しさを象徴するかのような自然の造形を味わう。
鬼ヶ城からしばらく南下すると、「花の窟神社」がある。花の窟は、神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵だと言われている。ここも「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されている場所で、日本書紀にも記されている日本最古の神社ともいわれている。
岩窟の上には、日本一長いともいわれている約170mの大綱が御神体から境内南隅の松の御神木まで渡されている。
熊野市は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に、花の窟神社を組み込んで「熊野四山」とすることを提案しているというが、果たしてどうなるのであろうか?いずれにせよ、熊野詣でに興味があるなら、花の窟神社を外すことはできない。
2箇所観光してから、この日の宿である那智勝浦の「ホテル浦島」に到着する。帰るのを忘れさせてくれるという“忘帰洞”等5種類のお風呂を楽しめる巨大ホテルだ。まずは、高低差77m、全長154m、傾斜角度が30度ある「スペースウォーカー」という本館と山上館をつなぐ長~いエスカレーターに乗って、「遙峰の湯」に入りに行く。
その後も、一番有名な洞窟風呂“忘帰洞”などにも入浴し、温泉三昧する。お腹もすいたころ夕食となり、マグロ解体ショーを見ながらバイキングを楽しんだ。
翌日は、本来の目的である「奥熊野いだ天ウルトラマラソン」への参加だ。スタート時間が早いので早々に寝床に入った。
「2016奥熊野いだ天ウルトラマラソン」に続く。
昔は、和歌山県というと高速が繋がっていなくて車で行くには不便な地域というイメージがあったが、今は、紀勢自動車道、熊野・尾鷲自動車道ができ、完全に繋がっていないものの道は広くて走りやすく、車で行くのも楽になった。熊野・尾鷲自動車道の熊野大泊ICを出るとすぐに鬼ヶ城(おにがじょう)という景勝地がある。
鬼ヶ城は、2004年7月7日「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録され、熊野灘の荒波に削られた大小の海蝕洞が約1.2km続く凝灰岩の大岸壁である。鬼ヶ城センターに車を止め、鬼ヶ城の遊歩道入口に入っていく。
遊歩道に入るとすぐに「マブリカ」という説明看板が有り、トトロみたいな彫刻の説明だと思ったが、よく見ると先に見える小さい島“魔見ヶ島”の事だった。一体このトトロは何だったのだろう。
この先がいよいよ鬼ヶ城だ。
岩の先が割れ、まるで大きな魚が口を開けているかのように見える。今にも、魚に喰らわれそうだ。
急激な地盤の隆起のあとが見られる海岸線の遊歩道を進む。
岩穴を通り抜ける。
中に入ると、天井部分には蜂の巣状の風蝕跡が見られ床面は板のように平らかな棚となっている。ここは千畳敷と呼ばれ鬼ヶ城のいちばんの見所である。
下の方には、数段に分かれた岩盤が見える。大昔の大地震ごとに隆起したものだという。
千畳敷は、こんな大岩を持ち上げる男がいた。
千畳敷の先は、猿戻りと言われる場所だ。猿も怖がって戻ってしまうような場所で付いた名前らしい。できれば、その先も行ってみたかったが、平成27年7月17日に通過した台風11号の被害により千畳敷以降の遊歩道は通行止めとなっている。
猿戻りから千畳敷を眺めてみる。これだけでも驚嘆すべき自然の造形美だ。
大岩に登って、その険しさを象徴するかのような自然の造形を味わう。
鬼ヶ城からしばらく南下すると、「花の窟神社」がある。花の窟は、神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵だと言われている。ここも「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されている場所で、日本書紀にも記されている日本最古の神社ともいわれている。
岩窟の上には、日本一長いともいわれている約170mの大綱が御神体から境内南隅の松の御神木まで渡されている。
熊野市は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に、花の窟神社を組み込んで「熊野四山」とすることを提案しているというが、果たしてどうなるのであろうか?いずれにせよ、熊野詣でに興味があるなら、花の窟神社を外すことはできない。
2箇所観光してから、この日の宿である那智勝浦の「ホテル浦島」に到着する。帰るのを忘れさせてくれるという“忘帰洞”等5種類のお風呂を楽しめる巨大ホテルだ。まずは、高低差77m、全長154m、傾斜角度が30度ある「スペースウォーカー」という本館と山上館をつなぐ長~いエスカレーターに乗って、「遙峰の湯」に入りに行く。
その後も、一番有名な洞窟風呂“忘帰洞”などにも入浴し、温泉三昧する。お腹もすいたころ夕食となり、マグロ解体ショーを見ながらバイキングを楽しんだ。
翌日は、本来の目的である「奥熊野いだ天ウルトラマラソン」への参加だ。スタート時間が早いので早々に寝床に入った。
「2016奥熊野いだ天ウルトラマラソン」に続く。