大吟醸、いただきました。やはりプレゼントは嬉しい。なにより、チョイスに感激です。お正月に大吟醸をいただいて、おいしかったとこのブログに書いたのをきっと覚えていてくださったのでしょう。そして、この時期にこの銘柄を送ってくださるセンスに脱帽。
中国から伝わる暦には二十四節季、七十二候というのがあります。二十四節季は、立春、夏至などかなり日本に定着したものがほとんど。そして七十二候というのは、あまり知られていないけど、まさにその時期をいい当てたものです。2月19日から5日間はその七十二候でいうところの、「獺魚を祭る」時期なのです。絶滅危惧種となった獺ですが、川縁に捕らえた魚をずらりと供えてお祭りをするという伝説があり、それが沼や川の氷が解け出したこの時期というわけです。「獺祭」、つまり上のお酒も「だっさい」! または「おそまつり」と読み、正岡子規は病で伏せっている布団の周りにいただいたものをいろいろ並べ(もちろん本も)ていたことから自らを「獺祭書屋主人」と称していました。なので、9月ですが、子規の忌日は「糸瓜忌」のほか「獺祭忌」ともいいます。
心して、いただきます。Mさん、ありがとう!!! というかもういただいています。うーん、芳醇♪ 肴は里芋とか大根の煮物が合いそう。で、冷蔵庫を探してもこれというものがなく、サバの水煮の缶詰に醤油をたらして……。私の食生活って……。でも、おいしいって、わかる人はわかりますよね。
写真はお雛さまを飾ったものの、寒くてほとんど足を踏み入れない座敷。まるでどこかの田舎の公民館だ。長テーブルのせいですね。昔は奥の建具をとっぱらい二間続きにして、冠婚葬祭をしたのでしょう。このむこうの床の間のある座敷には、もっと足を踏み入れない。ほとんど掃除もしていません。床の間には、古いマッサージチェアがのっかっています。