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立春を過ぎると、俳句の世界は「春」です。雪を詠むときも、なるべく春の季語として使うようにします。
「雪割り」もそのひとつ。寒さが少しやわらいで、雪が解けてでも「冴え返って」また凍ります。その凍ったところが危ないので、鶴嘴などで割って捨てるわけで。この鶴嘴、鉄の塊なので重いこと重いこと。私なんぞ3振りくらいでもうごめんなさいです。けっこうあちこちで見られる光景です。(って、これ逆向きだよ)
残雪、雪解、雪解川(ゆきげがわ)、雪代、雪汁、斑雪(はだれゆき)、雪濁り、雪間。春の雪にもいろいろあります。雪崩も春だ。
雪とけて村一ぱいの子どもかな 一茶
四五枚の田の展けたる雪間かな 素十
雪解けてイーハトーヴの現はるる あぶみ