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郁子(むべ)の実
先日行った相原高校にあったものです。
写真は撮らないでしまったのですが、柳の葉に、実のようなものがたくさんついていました。でも柳の実? 違うような……と思っていたら、「虫の卵じゃないか」という人もいて、家で調べたところ、やはりアブラムシの仲間は木の葉に卵を産み付け、それがこぶのようになることから、虫こぶ、または虫瘤(ちゅうえい)というそうです。その代表的なのが、イスノキにできる虫こぶで、「ひょんの実」という。とあります。虫が出た穴に息を吹きいれると笛のように鳴ることから「ひょんの笛」という言葉もあります。瓢(ひょん)の実、瓢(ひょん)の笛……秋の季語。がぜん「ひょんの実」が見たくなりました。見ていても気づかずにいるのかもしれません。
虫の卵といえば、落とし文。こちらは夏の季語。