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川岸のお寺から舟が運ばれます
16日夕方
今年亡くなった方たちの灯籠流しが、北上川で行われました。昨年はこの行事を施餓鬼会という形で紹介させていただきました。でも今年は灯籠流しの方がピンときました。(本来は、水難で亡くなられた方の成仏を祈るものですが、やがてその年に亡くなった方の…となってきたということです)
自分の家族の灯籠を、自分たちで流すのではなく、あらかじめお寺さんにお願いをしておきます。それを川の中程まで舟で運び、流してくれるのです。これほどの人がこの市で去年亡くなったのだなあ。そう言われると毎日新聞に死亡広告が数人ずつ載ります。一日3人なくなって千人ですからね。市内のお寺の住職さんが川岸にずらりと並び読経をされる中、灯籠が流れ、川に向かって設えられた祭壇にお詣りをします。(写真右端の灯りのところ)
灯籠がずーっと流れていって、川が曲がると灯籠の光も曲がっていくのが見えます。
対岸にも灯りを灯し、ここにいるみんなが故人を偲んでいる。お盆の締めくくりにふさわしいひとときでした。
施餓鬼舟極楽寺より運ばれ来 あぶみ
日高見と半被に文字や川施餓鬼 あぶみ