200歳の枝垂れ桜は、辛うじて5~6輪花をつけました。
朝からぽかぽか陽気で、固い蕾も開いてくれたのでしょう。
今日は大野山福光園寺において弓場さつきさんの野外コンサートが開催されました。
いつも軽妙なトークを交えて進行する弓場さんですが、今日は風邪気味の為、声が少し嗄れていて辛そうです。
しかし、演奏となるとばっちり!。ピアノの後藤さんと息を合わせ素晴らし音色を聞かせてくれました。
ちょっと横道にそれますが、200歳の古木は、恋愛成就桜と命名されているという話は26日に書きましたね。なぜ恋愛成就桜なのか…
住職に聞きました。
このお寺には国の重要文化財に指定されている吉祥天像という女神さまが祀られています。
吉祥とは繁栄・幸運を意味し幸福・美・富を顕す神とされているところから、笛吹市がこのように命名したということです。
ということで、お寺では「寺コン」婚活イベントを企画しているそうですよ。
あっそれで、元に戻って、何を書きたかったのかというと、今日のコンサートでどれも素晴らしいのですが、とても心に響いた曲があります。
「蘇州夜曲」1940年に劇中歌として発表され、李香蘭が歌い、最近では朝ドラのごちそうさんで、めゐ子の妹の希子が歌って話題になった曲です。
74年も経て、今またこの曲を聞けるとは…
髪に飾ろか 接吻しよか
君が手折し 桃の花
涙ぐむよな おぼろ月に
鐘が鳴ります 寒山寺 3番
3番にこのような歌詞があって、驚きました。この歌は恋の歌であるばかりでなく、手折ったのは桃の花で、二人のいる場所はお寺です。
シチュエーションがぴったりですね。
ここまで読んで選曲したのなら、心憎いばかりの演出です。
夕闇が迫る中、ちょっと肌寒さを感じつつ、この切々と流れる音色に心打たれました。
長くなってしまいましたので、続きは明日書きます。