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梅さんのかわら版.umelog

笛吹市~桃の花

"又吉直樹は好きですか?”

2015-07-25 02:54:26 | 本と雑誌

これまで又吉直樹について3回ほど書いてきた。芸人と俳人 俳句の対談 NHK俳句
どれも俳句の観点から見て来た又吉直樹だが、その人間性は知れば知るほどミステリアスで興味深い。

又吉直樹のこのブームは文芸春秋が仕掛けたもの…だと思うが、
見事にそれに応えたのが又吉直樹。
ダ・ヴィンチ7月号、これはまだ芥川賞を取る前に出ているが、
本の半分くらいを割いて特集を組んでいる。
あらゆる角度から又吉を追っているが、どれも半端じゃない。
俄仕立ての文人ならすぐにメッキが剥がれるが、ますます興味が湧いてくるから不思議だ。
つい先ほど、祝い受賞ということで再放送された、NHKの又吉直樹のファミリーヒストリーを見た。
その先祖もミステリアスであった。
こういった家族の歴史、そして自身の性格、莫大な蔵書、コツコツと積み重ねて来た太宰へのこだわり…
すべたが今の又吉を作り上げてきたのだろう。
火花を出版するや否や、あれよあれよという間に世間の注目を浴び、
一気に芥川賞作家になってしまった又吉。
もう、夏井いつき先生の俳句の査定などには、気軽には出てくれないだろうなぁ。
でも、芥川賞作家だからこそ、今度はどんな俳句を作るのか見てみたいものだ。