連続テレビ小説は毎日ワクワクしながら見るのがいいのだが
沢山借りた本の中に、現在放送中の古関裕而の本が混じっていた
「金子と裕而」金子は裕而の奥さんの名前で「きんこ」と読む
今日は一気にこの本一冊読み切った!
この二人の一生はとても興味深いものだったのだ
その中から、今日はこの部分を…
昭和23年、「栄冠は君に輝く」「という高校野球大会のテーマ曲を完成しているが
その翌年昭和24年「長崎の鐘」を作っている
この歌は、umeさんがとても好きで、気になっていた曲だが
どうやってこの歌が出来たのか…終戦から4年後の事である
”こよくなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ
うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ” (1番)
”召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ
かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙”
なぐさめ はげまし 長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る (2番)
この歌は、長崎医大で放射線研究をしていた永井隆博士の
著書「長崎の鐘」「この子を残して」を元に作った曲である
この時、永井博士は原爆投下により愛妻を失い、自らも被爆し、
二人の子供と共に焼け跡のバラックに住んでいたが、
裕而のこの歌に励まされこのようにお礼を言っている
「この歌により、ほんとうになぐさめ、はげまし、明るい希望を与えられた」
「全国の戦災荒野に生き伸びようと頑張っている人達が、
新しい元気を持って立ち上がりますよう祈ります」
歌が、人々を勇気付けてきた歴史は歴然とあり、
コロナ禍で今大変な時期だけれど、マイナスなことは言わず、
少しでも希望の持てることを考えようと、umeさんは思ったのである