お題:シューズ売り場
1位才能アリ 田辺智加(ぼる塾) 泥靴や頑張る君の夏近し
添削無し
2位凡人 本田望結 夏夕焼波打ち際のペアシューズ
添削 夕焼や波打ち際のペアシューズ
3位凡人 髙田万由子 白靴や並びし吾子の父超えて
添削 並べある父より大きなる白靴
名人6段で現状維持 ◆横尾渉(Kis-My-Ft2)
披露宴白靴のスタッズ眩し
添削 婚祝う白靴のスタッズ眩し
永世名人30句で掲載ボツ ◆梅沢富美男
帰国の日アガシの白いハイヒール
添削1 帰国の日アガシの白靴の悲し
添削2 帰国の日アガシの白靴の眩し
今回、名人の二人とも、見慣れない言葉(材料)を入れてきた
横尾名人の「スタッズ」は、これは一体何?
{金属の鋲のことを指す。小物の飾りに使われたり
洋服やシューズのリメイクにも使われるアイテム」
俳句は読んだ瞬間イメージ出来る方がいい
専門的用語は、新鮮だが相手に伝わりづらいという難点がある
梅沢名人も同じで、「アガシ」って何?
韓国語でお嬢さんと言う意味らしい
思い切って、若かりし頃の悲恋を詠んだ句だ
想いが先に立って、非常に分かりにくい句となっている
今回もボツ句となった
梅沢は本当にスランプとしか言いようが無い
原点に返り、季題をしっかり見つめること
そこに物語などいらない
地味な句になるかもしれないが
靴(季語)そのものに焦点をあてて
一物仕立てで、作るといいかも知れない