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昨日の真夜中、UTYニュースの星(リピート)を見ていて、驚いた。
なんと、いつも句会でご指導いただいている井上先生が登場したのだ。
何で?
それが、MBSの木曜7時からやっているプレバト俳句の査定のUTY版だ。
タイトルは「俳句にワクワク~魅力と作り方伝授」。
プレバトは、ある風景の写真を提示して、一句作るというもの。
こっちは、現場に行って、その風景を見ながら、どういう風に作っていくかというのを、
一から丁寧に説明している。
しかもその説明が一つ一つテロップでも流れたので、せっかくなので一挙掲載!
場所は、明野村にあるハイジの村。今は薔薇が真っ盛りだ。
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今回の場合は、咲き誇っている薔薇に焦点を当てて、説明している。
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わかれ道振り向くたびに薔薇揺るる 武藤裕美
日を浴びてひしめく薔薇の小径かな 井上康明
この場合、目を閉じて想像してみるとよく分かる。
武藤さんの句は、「薔薇揺るる」に発見があって、良いと思うが、
ハイジの村でなくても薔薇の咲いている道なら、
どこでも想像できるかな…?
井上先生の句は、ひしめくと言う表現から、
たくさんの薔薇、咽かえるほどの匂い、そして広い場所が想像出来、
日を浴びているということで、青空と清々しい風景が思い浮かぶ。
その時のその風景を切り取っている。
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俳句は季節と共にある生活の記録…生きている証! と結んでいる。
この吟行、シリーズでやって欲しいものだ。