ガード下シメのおでんはクミンの香 横尾渉(Kis-My-Ft2)
題:おでん
1位70点 津田寛治 バクダンと叫ぶ屋台の年男
2位60点 安藤美姫 湯気越しに父の面影冬の蝶
添削 面影の父よ冬蝶くる家よ
3位50点 大久保佳代子 日向ぼこ面取り眺めるシロの鼻
添削 大根の面取りシロの来て眺む
4位38点 西村真二(コットン) おでん取り浮かぶ顔見て肩揺らすす
添削 皿に取るおでん誰かの顔に似て
名人10段1つ前進 ◆横尾渉(Kis-My-Ft2)
ガード下シメのおでんはクミンの香
永世名人へ1つ前進 ◆千原ジュニア
おでん屋の一皿は先ず神棚へ
永世名人掲載ボツ ◆梅沢富美男
練り物の蓋持ち上げておでん鍋
添削 蓋持ち上げおでんの練り物は膨る
おでんというと、屋台に湯気とお酒だ
当たり前の風景をありきたりでなく、どう個性的に詠むか…
やっぱり横尾と千原ジュニアの句は、そこが優れていた
横尾渉(Kis-My-Ft2) の
ガード下シメのおでんはクミンの香
クミンというのはセリ科の植物の種子で、香辛料として用いられている
主に、地中海や南アジアの料理に使われる
「おでんからクミンの香りがした」ということで、
多国籍の人たちが寄り集まっている光景が目に浮かぶ
ここが、ガード下という場所と呼応して、おでんのある風景が一変する
人真似でなく、ありきたりでなく、横尾自身の句で、良い句だった
千原ジュニアの
おでん屋の一皿は先ず神棚へ
よく観察しているナということと
神棚に供えるという、日本独特の風習を自分も大事にしているから、
こういう句が生まれるのだろう
句と同時に、umeさんはこのおでん屋さんを褒めたい
きっと、美味しいおでん屋さんだろうナと思う!!