なんでもない事が楽しようでなければいけない 森鴎外
何でもない日常
何でもないことが楽しい
今は、そんなことが思える年齢となった
怒涛のように過ぎていく日々
何でもない日など望むべくもない日常
そんな後に こんな日はやってくるのだ
昨日、身内の訃報が届いた
挨拶に行ってきたが、喪の家は、とっても静かにその日を過ごしていた
コロナ禍以降、いろいろなことが見直されて
こういった場合でも、身内が静かに最後を共に過ごすことが出来る…
こういった日常を大切にしたい
森鴎外は
「埃が積もった本を引き出して、羽みたいなもので丹念に払っている時など、
如何にも楽しそうにしていた」という
なんでもないことを楽しむと、人生のあらゆる瞬間大切な時間になる。
そういう人にとって生活は喜びの連続だ。 翻訳家・矢口誠