梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト~夏の炎帝戦を制覇したのは

2020-08-07 00:03:28 | プレバト俳句

2回にわたって放映されたプレバト俳句のタイトル戦…
夏の炎帝戦を制したのは…あのフジモンでした。

この頃、家族が俳句にはまって、というかプレバトにはまって、
今回は録画をとって一緒に観ようということになった。
誰がどんな句をつくるのか?順位は?
それもあるが、二人の今の楽しみは、夏井先生の添削を
先読みするのに結構はまっているのだ。

今回のお題は「カード」俳句を作るのには難しかったと思う。
先ずはともあれ句と順位を上げてみよう。

10位 ラジオ体操 歯抜けの判や夏深し  千賀健永
9位 花は葉に彼女は妻にそして母に  岩永徹也
8位 早桃の香 支援の客の食事券  中田喜子
7位 消しゴムに彫刻刀の彫る花火  千原ジュニア
6位 ポイントでもらひし蛍 なほいきる  東国原英夫
5位 蛾の骸 ポイントカードで掬いけり  村上健志
4位 行合の空の御朱印めぐりかな  梅沢富美男
3位 サングラス外して探すカードかな  三遊亭円楽
2位 炎天のミミズ 診察券のシミ  立川志らく
1位 ラジオ体操 おおおなもみのある空地  藤本敏史

俳句をやっている人は気が付いたと思うが、
この中で純粋にカードという言葉を使って詠んだのは二人だけ。
本当はこのつくり方が一番失敗のない作り方なのだが…

後は、かなり発想を飛ばしている。
みんな着眼点はいいと思うが、何が勝敗を分けたかというと、
季語の選び方、説明のし過ぎ、つめ込みすぎ…
上手く作ろうとして馴染みのない言葉を使う…

中田喜子の早桃なんて、目で見ても、音で読んでも、
あの美味しそうな桃は浮んでこないし、香ってこない。
この句に限らず、こじゃれた言葉や、
敢えて難しい言葉を使うなど、きれいごとは見透かされるし、
嫌われる。 
1位と3位、これが誰でもわかる俳句だろう。

気になったのは村上健志だ。
俳句はベテランでも初心者でも同じ土俵で戦う。
どんなベテランでも悔しい思いするのは当たり前。
選ばれなかったからと言って、
すねたり、選者を恨んだりはしない。

芸風なのか、演出なのか分からないが、
俳句は文芸なのだから、もっとおおらかに、
負けは負けと潔く認め、いいものはいいと一緒に喜び、
又、次がんばろう…



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