梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

ダンスと俳句のコラボ~KENZO

2020-11-15 17:25:42 | 俳句&短歌

NHK俳句を見逃し配信で見たところ、
DA PUMPのKENZOさんが出ていた。
なんと、そこでダンスと俳句が融合したパフォーマンスを披露したのだ。

遂に…言葉ではなくダンスで(身体で)俳句を表現するという、
画期的なことが行われた。
これは見逃さなくてよかったナと思った。

ダンスを踊ったのは、DA PUMP(ダ・パンプ)のメンバーのKENZOさん。
2018年に爆発的に売れた「U. S. A. 」を踊ったグループの一員だ。

番組の選者である津島康子さんの俳句をdanceで表現。
曲はlemon

  「手袋の 五指恍惚と 広げおく」 

やっぱり、ストリートダンス世界大会8年連続優勝しただけあって、
吸い込まれるような…ちょっと切なく…
心に訴えかけてくるものがあった。

最近はNHK、民放とも若者達が俳句に台頭してくるようになった。
色々なジャンルの人が挑戦しているが、
梅沢富美男さんがいまだに50句が作れない状況からも分かるように、
俳句を作るのは難しい。
しかし…それを自分が得意なもので表現してしまう…
これは夏井さんでも査定は難しいだろうな…

句作にも挑戦して、40句作った中の2句を披露した。
 「秋の声 体に問い賭け 夢に舞う」 KENZO
 「ジャンパーを 脱ぎ捨てて立ち 夢に舞う」 KENZO

両方ともいいが、umeさんはジャンパーを脱ぎ捨ての方が好きだ。
いざ舞台へという勢い…
夢に向かって立ち向かう姿…
自分をわかってもらうにはどのように表現したらいいのかを、
じっくり考えたのだろう。
端的で、素直で、未来志向でいい作品だと思う。
さすが俳句の老舗のNHK、やってくれるじゃないの…
因みにその時武井壮が出した一句は
 “鞍越しの鼓動尖りて冬来る”  武井壮





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