梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~サービスエリア

2022-08-23 15:09:57 | プレバト俳句

炎天やドットの粗き標識車  村上健志(フルーツポンチ)

題:サービスエリア
1位73点 ※特待生認定 的場浩司  アクセルを開くや鉄馬月に吠え
2位72点  村田秀亮(とろサーモン)  妻を待ち静かな月のサンルーフ
3位35点  宮田俊哉(Kis-My-Ft2)  涼風に猫も招かれEXPASA
   添削 野良猫もいて涼風のEXPASA
4位30点  福原愛 夢のあと打ち水跨ぎ追う背中
   添削 打水を跨ぎ売店へと走る


現状維持  ◆ミッツ・マングローブ
    上腕たくまし蜻蛉の休憩す
 添削 ドライバーの上腕とんぼ来てとまる

現状維持  ◆立川志らく
    蜩の駅にひぐらし辿り着く
 添削 蜩の駅ひっそりとひぐらし来
 添削 追憶のひぐらし蜩の駅に

永世名人掲載決定  ◆村上健志(フルーツポンチ)
    炎天やドットの粗き標識車

毎日暑い日が続いていて、俳句脳も働きません
ようやく先週のプレバトを書く気になりました

俳句初心者には違いの分からない名人3人の句について
ミッツさんの句は、もっと具体的にということだろう
俳句の場合、必要な場合は固有名詞迄入れていいのだ
それによって、句がぐ~んと読者に近づく

志らく名人と村上名人の句だが、作り方が全然違う
絵画でいうと、写実的か抽象的かの違いだ


志らく名人は、いつも句に物語がありその思いを句にしている
何を言いたいのか、頭の中を見ない限り誰にも分からない
要するに未だ、言いたいことが句として消化していないのだ

その思いを句にすると、夏井先生の添削のようになる
夏井先生は「お聞きした内容を表現したいと思う、本人の気持ちは私は好き。」
と言っているが、ume自身の句もこういった句が多い
自句自解と言われても、自分の頭の中を説明するのは難しい

村上永世名人は、言いたいことを映像としてしっかり詠んでいる
万人にわかり易いということは俳句にとって必要だろう…


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