死と隣り合わせの戦時下、心支えた賛美歌 オカリナで今に伝える
20日の毎日新聞にこんなタイトルの記事が載っていた
この女性が手にしているものはオカリナだ
又、一緒に写っているオカリナは、
umeさんがずっと以前にkちゃんに買ってあげたもので、同じものだ
ドレミファ順に並んでいるボタンを吹きながら押して、音を出す仕組みになっている
初心者向けのものだ
まだ3歳くらいだったKちゃんは音を出すのに加減が分からずに、
今では、一つぼたんが取れてしまっている
山口さん(91)は、痛ましい記憶を当時歌った曲とともに伝えたくて、
オカリナを演奏家に教えてもらっているそうだ
なぜオカリナなのかは、この記事の中には書かれていない
当時、演奏していたわけでもないようだ(多分当時は無かったと思う)
オカリナの音色が賛美歌に合っていると思ったのだろう
当時歌っていた曲は、讃美歌405番「神ともにいまして」
詞は「また会う日まで、また会う日まで」とリフレインしている
当時、神風特攻隊は、飛行機に行きの燃料だけを積んで、敵隊に突っ込んで行った
帰りはないのだ…
又会う日は永遠にこない
兵士は、この讃美歌をどんな思いで聞いていたのだろう
又、山口さん達は、どんな思いで歌っていたのだろうか
今、世界がとても危うい状況となって来た
山口さんのオカリナは、今の時代への警鐘なのだろう
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賛美歌 405 神ともにいまして
神ともにいまして
ゆく道をまもり
あめの御糧(みかて)もて
ちからを与えませ
また会う日まで
また会う日まで
かみのまもり
汝が身を離れざれ
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