なぜだか、分からないのだけれど・・・
おはようございます。
先週辺りから、「新たな時が始まってる」気がした。
ようやくセミが鳴き出したせいなのか、
この国に大きな事件が起きたせいなのか、
いや、それとは関係ない気がするが分からない。
とにかく、私個人的に、そう感じている。
ということで、かずこさんのタンスを断捨離してやった!
やってやった!!
以前から気になっていた。
洗濯したのか分からないような衣服が、
あっちこっちの隙間に丸めて突っ込んであったり、
思わぬところから、靴下が発掘されたり、
出掛けようと思っても、
「母さん?この間買った、お洋服はどこにしまっちゃったの?」
と、身支度する度に、家中を捜索する羽目となっていた。
それを解消すべき、
かずこさんと一緒に、タンスの整理をした。
「これ、要る?」
「それは、要らん!」
じゃ、
「これは、まだ着る?」
「それは、お前にやる」
という具合に、要らない衣服はゴミ袋3つに詰めた。
そして、分かりやすいように、こうしてみた。
タンスの隅に、何が入っているかを書いたシールを貼ってみた。
もちろん、かずこさんは、なにもかも覚えていない。
昨日のことは、一切合切覚えていないから、
タンスの隅に、こんなシールが貼ってあることや、
タンスの中身が減っていることにも、混乱しているだろう。
もしかすると、シールを剥がして、
また総入れ替えしているかもしれない。
『昨日の納得は、今日の不満の種になる』ことだって、あり得るのだ。
しかーし、あたしも馬鹿じゃない。
いや、ただの馬鹿じゃないんだ。
タダは好きだ。
お値打ちという言葉より、やっぱりタダは魅惑の響きだ。
でも、スカスカというの言葉は切ない。
あんなにギチギチに詰まっていたタンスがスカスカになっていたら、
かずこさんは切なさを覚えるだろう。
「なんか、わし、貧乏になった気がする」かもしれない。
かずこさんは、貧乏を嫌う。いや怖れている。
戦争を知っている時代の人ならではの、溜めこみ気質がある。
何でも捨てずに、溜めこんできた人生だ。
だから私は、捨てるゴミ袋3つ以外に、捨てない枠も設けていた。
昨日のかずこさんは、
「それは、要らん」と言った衣服の中から、
その枠の衣服をわけておいたのだ。
「お前が勝手に、わしの知らん間に、わしの服、捨てたんか?」
と言われたら、即座に、
「違う違う、捨ててないよ。洗って来たんだよ。」
と言って、手渡すための衣服だ。
そう伝えれば、かずこさんも納得してくれるのではないだろうか?
実は、ゴミ袋3つも捨てられてることも、覚えちゃいないのだし。
と、私は、こういう姑息なことには頭が回る馬鹿なのだ。
ただ、そんな浅はかな悪知恵など、
遥かに超えてくるのが、かずこさんだ。
ぶっ飛んだかずこさんは、今日はどんなかずこさんか、
これを書いてから、実家へ向かう。
く~、震えるぜ!
そして、
実家の世話を焼いてる時間があるくせに、
自分ん家の、こういうのは、放ったらかしなのが、私という人間だ。
テレビの後ろに、小さなシミ、これ、なんだろうね?
ある時、気付いちゃったんだけど、
壁に、何かが飛んでへばり付いたようだけど、
これ、何だろう?
ジャムみたいに見えるけど、ジャム食べたこと、ないじゃんね。
これ、なんだろうね?
と思いつつ、そっとそのまま見守っていること、早2週間。
育ってもいなければ、消えてもいない。
ずっと、このまま。
さて、こっちはどうしよう?
のんちゃん?
なぜに、ベッドをすべて落としちゃうの?
のんちゃん?
のんちゃん?
・・・・まっ、いっか!