うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

猫も、裸じゃん?

2022年05月21日 | 日記

これ、美味しい。

そういう紹介を、普通にしたかったけれど・・・

 

おはようございます。

もう、無いんです。

 

ある日、スーパーで見つけた。

1個買って食べてみたら、とても美味しかったので、

私は次の日、急いで6個買ってきた。

こういうタイプの新商品は期間限定な場合が多い。

だから私は、思い残すことがないよう、まとめ買いしたんだ。

飽きるくらい食べれば、気が済むだろうと思ったからだ。

 

もちろん、衝動的に食べたりはしない。

今日は、今日こそは、今日くらいは許そうと思える日しか食べないと決めた。

そして、冷凍庫に6個、大事に大事に温めておいた。

けれど、たった一週間も経たない今朝、すでに一個も無いんです。

大事に温めすぎて蒸発したのかもしれない。

アイスだけに。

いや、そんなわけない。

 

我が家のおじさんが、深夜に帰って来る度、

一個ずつ、私の寝てる間に、食いやがったのだ!

食いやがりやがった!!

 

ダメだ、足らない、気が済まない。

 

食いやがりやがってしまいやがった!!!

正直言えば、これでも足らない。

食いやがりやがってしまいやがりやがってやりやがったもんだから、などと、

永遠に終わらぬ円周率みたいに、

『やがった』を付け足し続けて生きていきたいくらい、悔しいです。

 

だから私は、

今朝、休日出勤する、寝えているおじさんを、ぎりっぎりまで起こしません!

そして、おじさんが洗顔もせず、慌てて家から飛び出す瞬間、

「あんたが食っちまいやがった私のアイス、倍にして買って来てね~」

と、鼻をほじりながら言ってやろうと思います。

 

そう、我が家のおじさんは、休日出勤です。

今日は午前だけ、応援出勤するらしい。

通常は、昼から深夜にかけて働いているから、

夜の私は、パンツ一丁で優雅に過ごしている。

アイスは我慢してきたが、パンイチでゆで卵を食べることに関しては、

己に自由を許している。

こうして、ささやかな自由を楽しんでいるのは、私のみならずなのだ。

そんな、卵好きな親子の光景をイラストでご覧ください。

 

たれ蔵の真剣な眼差し

 

少々お待ち、たれ蔵よ!

 

黄身の3分の1程度を、たれ蔵の皿へ盛る。

※猫に、卵の白身(特に生)は、与えないようにしてください。

 

アイスが無くとも、卵とパンツがあれば心は温まる。


キメ顔は、これ!

2022年05月19日 | おたまの事

一重瞼は、進化系なのである。

 

おはようございます。

そもそも人類は、二重瞼だった。

長い年月を掛けて、

「要らなくない?二重じゃなくても、困らなくない?」と気付いた遺伝子は、

一重瞼の人間を創造したのである。

正確には、氷河期を耐え抜くための進化だったらしい。

私はものすごく綺麗な、お手本みたいな、一重瞼です。

 

この進化系人類の私から言わせてもらえば、

「二重のほうがいいです!私にも、二重をください!」

愛知県、温暖だし・・・。

 

そして、人間以外の動物でも、二重の子と一重の子がいるらしい。

柴犬などは分かりやすいようですが、

我が家のおたまも、よーく見ると、ちょっと二重っぽい。

時と場合によって、二重に見える時がある。

 

最近、私と一緒に風呂に入りたがる、おたまで観察できる訳ですが、

おたまは、とにかく顔が近いのだ。

顔回りを撫ぜて欲しくて、もはやチューしそうな勢いで近い。

おたま「早く、入るぞ」

スタンバイしてますね。

では参ります。

撫ぜられる顔からの・・・

 

あっ、二重!

 

もうチューしそうなくらい顔だけ近づいてからの・・・

 

二重!

こんなキメ顔とチューさせられるという、一種のハラスメント!


初カフェで、カフェは飲まず

2022年05月17日 | 日記

おかっぱ、

初体験をした。

 

おはようございます。

50歳を目前に初体験したのは、猫カフェへゆくことだった。

かずこさんが心筋梗塞を起こして以来、

通院するようになった巨大病院への道すがら、猫カフェの存在を見つけた。

そこは『保護猫カフェ』だったことから、

行ってみたいかも?と思うようになっていた。

 

譲渡を待つ猫達のカフェだ。

まずは、行くことで少しばかりの貢献ができると思い、

日曜日、行ってみた。

『保護猫カフェNEKOTAMA』

「いらっしゃい」

迎えてくれたのは、黒猫ちゃんだ。

別段、怖がるわけでもなく、凄く歓迎するわけでもなく、

とってもナチュラルに、そこにいた。

 

猫さんのお部屋に入る前に、

オーナーさんから、いろいろとお約束や説明を受けた。

猫を驚かさないこと、猫のお家にお邪魔するって気持ちで入ってください。

フラッシュがなければ、撮影して頂いて構いません。

そして・・・

・今いる子で、抱っこできる子がいないのぉ、ごめんなさい。

「まったく問題ないです!」

 

・触ると、時々、咬む子が・・・ごめんなさ~い。

「まったく問題ないです!」

 

・喧嘩っ早い子が、いるんです~困っちゃう。

「それは、お察しいたします!」

 

というわけで、

イオくん!

「なんだよぉ?」

イケイケな若い白黒男子が喧嘩っ早いイオ君です。

何匹かのオスの子に、喧嘩を吹っ掛けている。

 

オーナーさんいわく、

「そこの上の子にも、喧嘩を吹っ掛けちゃうの~困っちゃう」

上段の白多めの男子しらたま君。

その後、イオ君がしらたま君のところへ行かぬよう、

我々は人間の盾となって間に入らせて頂いた。

 

この子は、盲目のマリンくん。

この子のゲージの中にもイオくんが侵入して

喧嘩を吹っ掛けようって時は、我々が人間の盾となって間に入らせて頂いた。

 

オーナーさんは、猫模様を説明してくださりながら、

お仕事をしつつ

とにかく、猫に乗られていた。

 

この子は、ましろちゃんだったかな?

オーナーさん:「この子は、とにかく甘えん坊なんです~もう困っちゃう」

我々:「素敵です!」

 

皆、様々な事情を経験して、ここで暮らしている。

小さな頃からオーナーさんが育てた子もいれば、

歳も分からず、どうやって生きて来たかも分からない子もいるそうだ。

目の見えない子、全然人慣れしてない子、折り合いの悪い子達。

オーナーさんは工夫を凝らしながら、そんな猫達を支えておられた。

時々「困っちゃう」と苦笑いしながら。

ただ、その言葉の裏に、深い深い猫達への愛を感じた。

 

正直、まったり癒される場所ではなかった。

猫同士で唸っている声や、走り回っていたり、私の肩を踏み台にする子もいて、

来客があろうが、だから何?といった具合だ。

私は、「だよね~」と思った。

猫は、忖度なんてしないのだ。

皆、活き活きと我が道を貫かんと過ごしている。

それでいいんだ。それでこそ、猫だ。

とってもナチュラルでワイルドな猫達が、頼もしく思えた。

こういう猫達、あたしは好きだ!

 

 

譲渡型保護猫カフェということで、皆、終の棲家を待っている。

我が家には、お迎えする余裕はないけれど、

違う方法で何か出来ればなっと思った日曜日であった。

 

さて、我が家の無駄に美しい2匹は・・・

無駄に美しいわね。

でもこれって

 

おたま「おい、たれ!退け!!」

だよね~。

静かなる心理戦してんだよね~。

 

おたま「退け」

たれ蔵「あっ、母ちゃんだ」

おたま「誤魔化すな、退け」

たれ蔵「ねえ、母ちゃん、あのね」

おたま「退け退け退け」

という、場所の奪い合いをしている模様ですが、

無駄に美しいので、今回もかっこいい加工して〆ます。

※これは、ある種の喧嘩の模様です…困っちゃう


いざなう、毛布

2022年05月15日 | ほくろたれ蔵の事

私は、

私の布団というものを持っていない。

 

おはようございます。

私にとって、睡眠するに布団など必要ない。

布っ切れ一枚あれば、どこでだって眠れる。

けれど、この布っ切れは、欠かせない。

どういう訳か、体に一枚、何か掛けるだけで、大いに安心感が得られる。

その一枚は、どんな布っ切れでもいい。

いやもはや、敷布団を掛けたって、重いだろうが眠れる気がする。

 

私は、子供の頃から、あまり布団と縁がない。

姉と共有していた子供部屋は、いつしか姉の部屋になっていた。

それからは、普段使わない応接室をねぐらにしていた。

6畳ほどの部屋で、天井からは派手なシャンデリアがぶら下がり、

窓には真っ赤なビロードのカーテンが掛けられていた。

真っ赤といっても、鮮やかな赤ではなく、

まるで静脈を流れる汚れた血のような色だった。

壁は、金糸の刺繍が施された特注の壁紙が張られ、

ガラスのテーブルは子供の力では動かせないくらい重く、

窮屈そうに置かれた3人掛けソファーは黒い本革製だった。

これらは全て、母が選んだ。

「家は狭くてぼろいけど、置いてあるもんは高級品や」

これが母の自慢だったが、酷く安っぽい台詞に聞こえて、

子どもながらに恥かしくなったのを覚えている。

 

私は、その高級な本革製のソファーで、薄汚れた毛布にくるまって寝ていた。

毎晩のように酔っぱらって言い争う両親の声を塞ぐようにすっぽりくるまると、

本革の匂いと毛布のかび臭さが混じり合い、まるで別世界にいるような気になった。

毛布の中の世界では、お姫様にだってなれたし、薄幸の美少女にもなれた。

歌の上手い歌手になってみたり、魔法使いにもなった。

色々なものになったが、共通しているのはかび臭いという点だった。

家が静かになった夜中、

台所のテーブルで母が酔いつぶれた時は、そのかび臭い毛布を肩に掛けてやったこともある。

それにくるまれば、幸せな夢が見られるかもしれないじゃない?

あの時、母も、かび臭いお姫様になれただろうか。

 

皮肉なことに、50になった今、また薄汚れた毛布にくるまっている。

別世界に誘うかび臭い毛布じゃない。

一応、時々洗っているから、かび臭さはないはずだ。

ただ、別の布っ切れに替えられないのだ。

この毛布は、私ではなく、たれ蔵を別世界へ誘っているからだ。

 

ふみふみ、ふみふみ

ふみふみするに、この毛布が最も相応しいらしい。

 

口に含んで、ふみふみふみふみ

 

私の匂いがするからかな?

たれ蔵は、あんまり手を掛けて育てらていない。

保護した頃は、よねの闘病で忙しく、

それが済んだら、新たな子猫がやって来たからだ。

ただ、あの頃は、うんこが居てくれた。

たれ蔵は、うんこがいたから、

酷くは淋しくなかったかもしれないな。

 

けれど最近、ふっと気が付いた。

たれ蔵が、こんなに頻繁にふみふみするようになったのは、

うんこが逝ってからだったと。

うんこ、ありがとうな。

たれちゃん、ごめんね。


長雨に消される、音

2022年05月13日 | 日記

昨日から、

雨が降り続いている。

 

おはようございます。

私は、そんなのお構いなしで洗濯物をベランダに干してやった。

ワイルドだろう?

 

天気が気にならない訳じゃない。

この季節の雨は憎い。

2日続いたら、泣けてくるくらい憎くて、八つ裂きにしてやりたい気分になる。

雨を八つ裂きだ。

どういう意味だろうか?

ただ、ワイルドだろう?

 

空を見上げれば、鳥が忙しなく飛び交う。

巣で待つヒナのために懸命なのだ。

私は以前、スズメのヒナを2羽拾ったことがある。

ツンツルテンの小さなてるてる坊主みたいで、最初はまったく可愛いとは思わなかった。

どちらかというと、「グロい」と思った。

ゴミ置き場に、生ごみと一緒に袋に詰められて捨てられていたから、

そんなことをする人間が、たまらなく憎くなって、

だから「グロい」と思ったけど拾ったんだ。

 

私は、急いでペットショップへ走って、店員さんに、

ヒナ育てセットを見つくろってもらった。

その中には、生きた幼虫(ミルワーム)も含まれていて、卒倒しそうになったが、

店員さんは、そんな私などお構いなしに説明してくれた。

「毛も生えていないヒナなら、ミルワームの頭を潰してから餌付けしてやってください。」

生きている幼虫のあ・あ・あ・あたまを?

頭を潰す?

世に放たれたその言葉の響きだけで、地面が揺れた気がした。

 

そして、私はそれをやった。

ワイルドどころか、残酷な行為だ。

幼虫を1匹潰す度、「南無三」と言いながら瞼をぎゅっと閉じた。

2羽は、私が近づく気配だけで、「シャンシャンシャン」と必死に鳴く。

こうなると、私はもはや、すっかり親鳥の気分だ。

潰した幼虫の数など数えていられなかった。

けれど、3日後、ツンツルテンのヒナは2羽とも絶命した。

ミルワーム以外にも、便利な器具で栄養満点の餌も給餌した。

温度管理も完璧だったはずなのに、たった3日で死んだ。

 

私は、そのヒナたちが新鮮なうちに、草むらにそっと置いた。

たった3日では、ツンツルテンはツンツルテンのままだったけれど、

私はすっかり、「可愛い」と思い直していた。

手放すのが惜しくて、泣けて泣けて仕方なかった。

だけど、他の命を繋ぐ糧となるよう、置いて行った。

どうあっても、愛する2羽の命を無駄にはしたくなかったんだ。

 

あれ以来、長雨は憎くなった。

とくに、春の長雨は憎い。

晴れた日は、道を歩くと、どこかから、「シャンシャンシャン」という、

ヒナの声が聞こえてくる。

田舎の春には、珍しくない音の一つだ。

そして、私の愛するツンツルテンとの思い出の音だ。

雨の日は、あの日のツンツルテンみたいに静かになる。

親鳥が思うように、ヒナの餌を探せなくなるからだろう。

そう思うと、私は雨が憎くてたまらなくなるんだ。

 

頑張れ、鳥たちよ!

 

さて、君達は何してんの?

おたま「おらは、やるぞ!」

何をやるか知らんが、何もやらんでくれ

 

おたま「おい、たれ!そこをどけ」

 

バシッ!

叩かれとるやないか?!

 

おたま「よし、おらの勝ちだ」

ん~、叩かれたのはおたまだけどね。

勝ったと言えるのだろうか・・・